おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
今日から6月ですか。
これ書いてるのはまだ5月最終日ですが、
5月は23万PVにわずかに届かずでしたが
いつもお読みいただき
本当にありがとうございます！
今日からもよろしくお願いいたします。
・・・
さて本題。
メール相談（メール相談サービス)や
各方面から
ハッシュパピーが痛くなった、
というお話を数件聞きまして。
ハッシュパピー（Hush Puppies) メンズ 靴 カジュアルシューズ 人気 定番M-120 M-120T 撥水加工 スエード靴 日本製 外羽根プレーントウ トラッド アイビー
まあまあの累積がたまったので
一度きちんと書いておこうかなと。
愛好者多数ですから。
ハッシュパピーは米・ウルヴァリン社が
日本での大塚製靴のライセンス生産を認定、
3～4年前にそのライセンス契約が切れ
2021年からは埼玉県の工場で
同じレシピで生産されています。
ランダムに複数店舗で実物を
みてきました。
一日ではなく、隙あらばって感じで。
↑
これはたぶん新しい工場の。
いきなり結論ですが、
モノ自体は前と変わっていないか
むしろ良くなってる気がします。
大塚製靴時代のモノを
靴のリペア時代にたぶん
オーバーではなく100足以上は
触ってきたので手が憶えています。
ざっくり言えば
芯材が以前より強くなってる気がします。
バラしてないので断言はできませんが。
ではなぜ新しいハッシュパピーだと
中には足が痛くなる方がいらっしゃるのか
いくつか心当たりがあるので
書いていきますね。
・・・
①古い靴を買ってしまった
同じショップでも
大塚製靴時代のものと
新しいメーカーのが混在しています。
これが一番でかい要因でしょうね。
みわけかたは簡単で
中敷きにOTSUKAと書いてあるかどうか。
ここで一発です。
大塚時代のモノが悪いと言ってるんではなく、
シンプルに3年以上在庫として
しまわれてる靴は硬化します。
ハッシュパピーの靴の良さって
ソールとアッパーの
やわらかさじゃないですか。
レンガソールもEVAとはいえ
発泡スチロールを野ざらしにしてると
ボロボロになるのと同じ。
硬化・縮小するので
ダイレクトに履いた感じが
ハードだと思いますよ。
ショップでは私のサイズがなかったので
試せてませんが。
アッパーの豚革だって同じこと。
さらに言えば
先芯・カウンター・中底にいたるまで
自然現象にはあらがえません。
かなりの確率で
アッパー自体もかたくなってます。
その場でぐいぐい押してもわからず、
しばらく履いて歩いてみて
じわじわわかることなので
ちょっと判断が難しい。
それを避けたければ
中敷きをみるか
ショップに直接確認するしか
ありませんね。
②靴自体が砕けづらくなった
新しいメーカーのは
いい意味で気持ち芯材が
よりしっかりしてる気がします。
よくも悪くも
大塚製靴時代のモノは芯材がソフトで
リペアに来た靴はほぼ100％
全体が「よれっ」としてたんです。
なんていうか・・・
靴全体がふにゃふにゃな感じ。
もちろん履き方とか
きっちりメンテをしておかないと
どんな靴でもそうなります。
ただ、ハッシュパピー愛好家は
一周まわって
この「よれた感」が好きな方も
多くいらっしゃいました。
だから新品を買わずに
ヒールだけの修理だけじゃなく
新品に近い値段でオールソールやる方も
一定数いらっしゃったんですよね。
レンガ色のスポンジ素材は
黒やブラウンほど流通していないので
ややお値段が張るのと
在庫状況によっては待ってもらうことも
多々ありました。
それでも直される方
多かったんですよねえ・・。
というかたが
芯材がいい意味でしっかりしたものを履くと
足の方がやられる可能性はあります。
足がやられるのをかばうと
歩き方も不自然になり、
結果ヒザも腰もやられる、という可能性は
きわめて大。
書いていて今思い出しましたが
もっとしっかりつくりこまれた
「ウォークオーバー」の靴で
ソールはいいんだけど
アッパーが痛くて・・という相談を
何回か受けたことがあります。
30分で解決しました。
なにをやったかというと・・・
30分間ひたすら靴を揉んだんです。
履けないよりはいいでしょう、
という承諾のもと、
靴をポリ袋に入れて
揉みまくったことは幾度もありましたねえ・・。
心当たりのある方は
自己責任でぜひどうぞ。
ヒトの背中を指圧するのと
要領はまったく一緒です。
・・・
ハッシュパピーから話はずれますが
「クッションが効いてるソールなのに
なぜかヒザがやられる」という方は
99％姿勢の問題です。
HOKAとかなら話は別ですが、
NBとかコンバースでも
ヒザをやられるかたは
ちょっと覚えておいてください。
ヒトの身体は────
・ヒザ
・股関節
・脊柱
をつかって衝撃を吸収してるんです。
もっと言えば脳を守るためですね。
頭から下、もちろん首もふくめて
すべての関節は
衝撃を吸収するつくりになっています。
老化でも体重が増えたわけでもないのに
あるいは
「衝撃吸収100％！」とか謳ってる
インソールを使ってるのに
ヒザがやられるってこういう仕組みです。
だから逆に
めちゃくちゃクラシックな
革底の革靴ばっかり履いてるのに
全然ヒザに来ない、って方いるでしょう。
いるんですよ。
身なりにも気を使ってるので
背筋がぴしっとしてるから、
関節をうまく使えてるんです。
バレエを長年やってた方に
パンプスのトラブルが如実に少ないのも
足裏の筋肉が発達してるって理由だけではなく
姿勢の意識のちがいです。
さて一気にハッシュパピーに
話を戻しますが
「新しくしたらヒザがやられた」って方は
これためしてください。
シダス「シティプラス レディ」。
6765円。
シダス（SIDAS） 衝撃吸収インソール シティプラス レディ 3102021 ビジネス用中敷き フラッシュフィット
レディ、と書いてありますが
まあまあでかいです。
紳士靴なら26までならMサイズで
いけるでしょう。
カーボン製なので硬くてしなります。
イヤでも重心が
くるぶしの下にきます。
（注：足底筋膜炎の方にはややハード）
レディがおすすめなのは
なんせ薄いからですね。
ハッシュパピーの一番上のモデルは
中敷きがはずれません。
きつくしないからには
とことん薄さが必要。
レディはシダス・・というか
姿勢を矯正する系のなかでは最うすの
1.8ミリ。
ハッシュパピーも含め
クラシックシューズで
中敷きがとれない、でもヒザが痛い方は
かなり有効です。
本題終了！
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【今日のおすすめの1足】
ハッシュパピーは痛いけど
レンガっぽいソールで
とにかく痛くない靴がほしいかた。
あります。
ホーキンストラベラーズ
「EPSOM PLAIN」
12100円。
【HAWKINS】 ホーキンス TR EPSOM PLAIN 防水 防滑 HL81020 S/MARINE
これ設計した人は
絶対ハッシュパピーを履いてたでしょう。
本題ではふれていませんが
ハッシュパピーで一番多かった相談が
「ベージュのアッパーがよごれた」問題。
消しゴムでこするか
紙ヤスリでこするかしか
基本手だてないんですよね。
一番やっかいだったのが
デニムの色うつり。
どーにもならん。
であれば、はじめからアッパーが
ネイビーとか黒じゃなきゃ
ダメなんですよ。
で、レンガに映えるといえばネイビー。
気の利いたことに
撥水スエード＋防滑ソール。
とどめにカップインソール。
全体のシルエットはかなり
しゅっとしてますが
クッション入りまくりなので
足がやられることはありません。
ハッシュパピーは復活したとはいえ
店舗はかなり縮小してます。
ABCマートでさくっと買っちゃうのも
全然アリだと思いますよ。
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