毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

19 サンダルなど。

2020年5月2日13時、都内某所で今このブログ書いてますが・・・外は27度。あ‘‘っ‘‘っ‘‘‘っ‘‘い‘‘。

ビールがうまい時期になってきましたね。

サンダル、履いてます?ビルケンとかビルケンもどき、クロックス、あと最近はキーンの「ユニーク」ってモデルもいいですよねえ。

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ABCマートより、ムラサキスポーツの方が年間売ってるよー

蚊にさされることを除けば、ここ10年で最高のサンダルだと思います。ゴムも意外と切れない。

さて。

ご婦人方の

ジミーチュウ サンダル に対する画像結果
チュウさん

とか、

フェラガモ サンダル に対する画像結果
ガモさん

とか、〇万円するサンダル、大事に何シーズンも使ってる方、いらっしゃいませんか?で、パンプスとかブーツに比べてあちこちすぐ壊れるでしょう?

修理人のポジションから申しますと、「ハイブランドのサンダルの寿命は1シーズン」。活け花のようなものです。旬を充分に満喫したら、捨てましょう。極論ですが、2シーズン履くのは野暮です。それくらい儚いつくりです。ひと夏の恋です。あっ、思い出した。リゾラバ(昭和)です。ググってください。

もう一つ。「ハイブランドの靴は)魅せるためであって、歩くものではない」これをわかってください。紳士靴と違って値段=長寿じゃないんです。壊れたら、捨てる。財を持ってらっしゃる方だけが綺麗に履けるのがハイブランドのサンダルです。

閑話休題

Q:歩くためのサンダルとは=A:ビルケンとか、キーンとか、GUのアンダー¥2000のエスパドリューです。歩ける。洗える。捨てれる。

最後の、「捨てれる」っていうのはこれからの時代のキーワードになってくると個人的には思います。ワンシーズンでちょっとおしゃれに、という方にはH&MとかZARAがとてもいい仕事をしています。

H&M サンダル に対する画像結果
去年のH&Mのサンダル

このあたりで¥3000くらいです。もうね、サンダルは水着と一緒で表面積が少ないから、履いたらどこのブランドなのか絶対わかりませんて。そもそも電車に乗って足踏まれたら骨折しますし。地味に爪の手入れもしなきゃだし。

でもビルケンはちょっと・・な方のためのエスパドリーユです。

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GUで1990円(去年)。

エスパドリーユ?エスパドリュー?発音はどっちが正しいの?今ググったら「えすぱどりる」としか聞こえなかったんですが(笑)。

軽い、涼しい、安い、ちょっとおしゃれ。あと軽くダッシュくらいならできます。たーだーしー、1万円近い「えすぱどりる」は微妙ですねー。修理がほとんどできないのはサンダルと一緒です。

ちなみに、わたしが毎夏履いてるのは自作のサンダルです。

おもてー
うらー

靴修理という仕事柄、どうしても革やゴムの不良品(見た目だけが悪くて使えない)材料がけっこう出るんですよね。食品の廃棄ロスみたいな。そいつらを仕事の合間にばばっと調理します(笑)。このサンダルも作ってから5年以上は経ってるんじゃないでしょうか(嫁のも作りました)。5キロくらいなら問題なく歩けますし、靴擦れもしません。

サンダルは木型もなんにもいらないので、慣れれば1日で余裕でできます。きっとそういうワークショップもあるので、つくってみるのも一興かと思います。

まとまりがありませんが、今日はこのへんで!

もうみんなビール飲もう。ビール!飲もう!