おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
毎夏の風物詩ですが、
ビルケンが「わっ」と囲まれてます。
たとえばもはやこの写真だけでは
どこのメーカーかわからないでしょう。
これは一応ビルケンです。
写真はモデルさんの足が
サイズアウトしちゃってますが・・
これ象徴的ですね。
たるんどるぞビルケン!
擁護する気はまったくありません。
切磋琢磨した方がいいに決まってます。
ということで・・
・ビルケン
・GU
・ホーキンス
・その他
で
それぞれのメリット・デメリットを
私の感覚で
書いていきます。
・・・
写真のモデルは
日本発のモデル・「ローリー」。
15400円。
[ ビルケンシュトック ] ローリー ライトブラウン ビルコフロー クロッグ レディース ROWLEY
一応ユニセックスですが
デザイン的にご婦人ものですね。
本家ビルケンはレディースサイズが
かなり強い。
・メリット
レディースモデルの層の厚さ、
まずはこれに尽きます。
GUにはレディースサイズがありませんし
ホーキンスもそれほど注力していません。
ローリーなんかは
妊婦さん・子育てシューズとして
かなりの上位にランクインします。
私の妻がまさに履いてましたから。
ノールックで着脱可、
トウが保護されてるのでいざというとき
足が出る(ベビーカーの操作など)、
ミュールなのに軽く走れる。
ヘビーに使っても
3年以上は余裕で持つし
どんだけむくんでも・元に戻っても
ベルトでサイズ調節が
ほぼ無限に可能。
あと個人的に好きなのが
素材で遊びながらも実用的なところ。
こういう仕事をさせたら
ビルケンがやはり王者ですね。
「ボストン ウールフェルト」。
革以外の素材に
積極的に手を出していくのも
ビルケンの良さ。
ウールですが圧縮フェルトなので
水、なんなく弾きます。
強度も革なみに丈夫ですし
この雰囲気はウールフェルトにしか出せません。
今はラインナップで半々くらいまでに
天然革モデルが後退しました。
合皮にしても「ハイテク合皮」で
さわっても
めちゃくちゃ目をこらしても
まずわかりません。
しかも合皮の割に
ほとんど劣化しない。
濡れてもOK、メンテもラク、
しかも釣り込みジワが全然ない。
フェルトはたぶんビルケンの
事実上の専売特許でしょう。
夏には弱いですが。
・デメリット
お値段!
シーズンごとにじわじわ
あがってますよね。
原材料が────
輸送費が────
人件費が────
いや・・・それわかってるけど
この数年ビルケンがもろもろ
努力したか?って考えるとNOなんです。
言い方を変えれば
日本市場ではやられっぱなし。
ABCマートのホーキンスに
パクリの裁判で勝訴したくらいでしょうか。
それも1994年か。
アフターケアのボーダーも曖昧。
サンダルはまだいけても
「靴」のビルケンはメーカー修理を
今ほとんどやってないはずです。
ドイツ製にこだわるのはいいし
「ノーマル」「ナロー」のウィズ展開、
フットベッドもスムース革にして
足跡がつかないようにしたのもいいんですが・・
そこじゃないんだよなあ。
・・・
②GU
3990円で、
一気にビルケンを飲み込みにきました。
じっさいモノはいいです。
・メリット
いや・・・3990円を目の前にしちゃうと
基本メリットしかありません。
材質◎
ウィズ◎
雰囲気◎
フットベッドの形状も
ビルケンより凸凹を
やや優しくしてあるので
扁平足の方でも痛くありません。
そうそう・・・
「本家ビルケンあるある」なんですが
扁平足のかたや
フットベッドの形状が合わない方は
履いた瞬間にもう痛い。
ビルケンもほかのメーカーも
基本コルクをつかってるので
足になじんでくることがありません。
ファーストインパクトが
ビルケンも「ソフトフットベッド」ラインを
強調してますが・・
単に手加減してあげればいいだけなのでは?
ビルケンとか後述のホーキンスとちがって
フットベッドの表面が
合皮スエード、ってところも
悪くありませんね。
合皮スエードとはいっても
本質は「布」なので、
2シーズンもハードに履けば
たぶん穴くらいは開いてくるでしょう。
でも2シーズンも履きますか?
3990円ですよ?
革は汗とか足の脂のあともつくし
好き嫌いわかれますが
さらさら感がありません。
数年でコルクも崩れてきますし
その前に表面の革もしくは布も
剥がれてくるので、
ここでコストカットしたのはグッドですね。
・デメリット
あんまりありません。
メンズサイズのみの展開っていうのが
一番でかいですが・・
そもそも今はサンダルも圧倒的に
厚底ブームなので
レディースサイズで勝負するときではないと
あたりまえに考えたんでしょう。
あとはなんだろう。
売れすぎて欠品するのが早いってこと。
これは仕方ありません。
ネットで買いましょう。
私はスニーカーサイズが28、
GUなら27㎝でジャストでした。
・・・
・ホーキンス
ユニセックスで4950円。
レディース 【HAWKINS】 ホーキンス サンダル CHARO チャロ HW70063 SL/BLACK
【HAWKINS】 ホーキンス TANGA タンガ HS40070 SL/BLACK
あれ?
裁判どこいった?
「丸パクリ」じゃなければOKってこと?
ただ・・モノはいいです。
・メリット
税込み4950円っていう
ギリギリのところを突いてきましたね。
これレディースサイズがあるのがでかい。
アッパーはハイテク合皮です。
GUは天然革。
ただ、そんなに差はありませんし
ホーキンスの場合ストラップデザインが多いので
そんなに合皮感が気になりません。
フットベッドはコルク+
表面がリアルスエード。
グリップを求める方には◎
フットベッドはGUと同様
凸凹がビルケンより抑えめ。
個人的に一番いいなと思ったのが
ウィズを攻めてることです。
ビルケンでいう「ナロータイプ」に近く
足がほどよくホールドされて
なかで足が遊びません。
さすがに裸足で試し履きは遠慮したんで
ソックスの上からでしたが
ホールド感は非常にいい感じでした。
メリットかどうかは微妙ですが
「スペイン製!」ってことを
強調しています。
いやー・・・スペインはたしかに
いい靴たくさん作りますよ?
バーウィックもヤンコもスペインですし。
歴史的に大英帝国時代の名残なんですよね。
アフリカ・アラブからの侵攻を免れたので
大英帝国時代の製靴技術がしっかり残っています。
※スペイン自体は独立していましたが
文化交流は限定的にありました
かといってスペインの靴が
100%クオリティが保証されてるわけでは
ありません。
ちょっとこの「スペイン製!」っていうのは
個人的にはあんまり
いらなかったかもですね。
・デメリット
ありません。
税込み4950円という値段を
消費者がどうとらえるか、だけです。
値段自体もクオリティの割に
かなり抑えてます。
どこか手抜きをしてる箇所が
今のところ見当たりません。
まあ・・あとは


ビルケンとほぼモノは一緒で
左が4950円、右が11000円。
またいつ裁判が起きるかわからないので
気になる方はお早めに、としか
言えませんね。
・・・
・その他
その他メーカーは今年は
踏んだり蹴ったりでしょう。
・GUの出現
・ホーキンスの飛躍
・厚底ブームかわらず
なので、
まず値段帯的に3000円くらいじゃないと
目もむけられないでしょう。
このへんで1650円です。
・・が、
クオリティはご想像におまかせします。
3000円きってくると、
安全性があやしいですね。
鼻緒が抜けたり切れたり
ストラップが一回の着用で
紙みたいに裂けたり、なんてことは
毎年あることです。
その他メーカーのビルケン的サンダルには
今年はあまり近づかない方が
いいかもです。
・・・
ビルケンは頑張っても頑張っても
なかなか報われませんね。
毎年パクられ放題だし
ゆくゆくはクロックスみたいに
縮小していくんじゃないでしょうか。
どっかとコラボするにも
どうやってもビルケン色の方が
強くなってしまう。
そもそも医療用の「立つ」ためのサンダルで
「歩く」にはスポーツメーカーに
もう勝てなくなってきてますし。
いずれノスタルジーの象徴で
残っていくのかもしれません。
しらんけど。
本題終了!
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【今日のおすすめの1足】
テリック「ダブルバックル」。
ユニセックスで9900円。
ひとまずヒザが痛いかたへ。
ふわふわです。
勝手に姿勢が良くなるんで
クッションだけでなく
体全体のバランスを使って
関節への衝撃を吸収します。
テリックは最近セレクトショップにも
ずいぶん並ぶようになりましたが、
れっきとしたガチの
リカバリーサンダル。
見た目はビルケン、
素材と設計はハイテク。
これなんかバックルもヴィヴィッドカラーで
めちゃくちゃ良くないですか?
在庫も切れ始めてますが。
サイズが合えばお買い得の5148円。
・TELIC|W-Buckle - Sandal/ テリック/ダブルバックル/ティールブルー #
いいなあ・・
今年以降、どんどん伸びていきそうですね。
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