シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ

靴選び・歩行を専門にするシューフィッター。 市販の靴・スニーカーを中心に、 「履き心地」「耐久性」「体への影響」を 現場と実体験ベースで解説しています。 売り場や広告では語られにくい視点が強みです。 対応内容 ・靴・インソールの個別相談 ・買い物同行(アテンド) ・記事/動画での製品解説・監修 ・メディア取材、コメント提供 靴選びで失敗したくない方、 表向きの説明に違和感がある方に向いています。 ご相談・ご依頼は HPよりご連絡ください。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

30 トッズ

このブランドも息が長い。世界中にドライビングシューズを広めた、ご存知トッズです。エルメスをはじめ、ほとんどの一流メーカーが一度はパクったんじゃないでしょうか。

ここのメーカーはカバンのレベルもすこぶる高い。スニーカーの「HOGAN」ブランドはいまひとつの人気で、日本からは撤退してしまったようですが。見切りが早いのもメーカーとしての地頭の良さだと思います。

さて。件のドライビングシューズなんですが、修理屋泣かせなんです。ひっくり返したときに

オーソドックスなもので6万円前後。

ま、こうなってるので、「かかとが減った」「つま先に穴が開いた」といわれても、基本何もできないんです。「高かったのに!」「2か月くらいしか歩いてないのに!」と激高される方も珍しくありません。でもここで声をMAXにして叫びたい。

ドライビングシューズは、車を運転する靴なので、歩く靴では断じてないんです。

もう一度、わかりやすく言いますよ。

ド ラ イ ビ ン グ シ ュ ー ズ で 歩 く な !

まあ・・・販売員さんはそんなこといいづらいでしょうからねえ。気持ちはわかります。

やるとしたら、強引に革底をつけるオールソールしかありません。

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こんなイメージです。体重のある紳士靴ならまだ直す価値があるのですが、ご婦人がお持ちになるのがほとんどですので、このオールソールをやってしまうと①重くなる②曲がりにくくなる③ごつくなる の三拍子が揃ってしまい、しかも修理代も2万円前後かかります。9割9分の方が修理をあきらめて帰られます。

ただし、同じトッズでもこのシリーズはめちゃめちゃ修理しやすいです。長く履きたいなら、まず底をひっくり返して、このパターンの靴を買ってください。

・・ん?

あれ?・・・・ないぞ? 今公式HP見てるんですが、直るパターンの底のシリーズが消えてます(笑)。

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こんなの。

最初から革底になっていて、ぺブル(黒のブツブツ)がこんにちは!してるタイプなんですが・・

あー・・見つけました。メンズの革靴に申し訳程度にありますね。

かわりにポリウレタンの一体底が増えてます。これも加水分解してボロボロになるので、修理は不可です。

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ということで、トッズに限らず、ドライビングシューズを買ったら、地面をほとんど歩かないか、ワンシーズンの贅沢なおしゃれ靴として割り切りましょう!

今回はこのへんで!