おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
一瞬告知！
きのうのブログのとおり
土日に新宿のどまんなかで
完全予約のリアルフィッティングイベント
第二弾やりますので、
ぜひお越しください～！
まだ両日とも枠はあいてます。
台風にはあたらない感じですが
万が一イベントが中止になったら
全額ご返金致しますので
そのへんはご安心ください。
告知終了！
・・・
個人ブランドつくるって
もう2か月ちかく前？
書いたじゃないですか。
地味にすすんでます。
僕がとくだんなにも発表しなかったのは
なにも発表することがなかったからなのだよ
ワトソン君つらかっただろう・・。
（「第二の血痕」より）
気合は入れてますし
やるからには妥協のないものを
つくります。
（ぼそっ・・カネもかかるし・・）
かといって眉ひそめて
つくってても楽しくないものが
できあがっても
確実に売れないし楽しくないので
「きちんと、リラックスして」
プロジェクトは進行してます。
自分が買いたいか、買いたくないか。
基準は正直それだけです。
きのうファーストサンプルができたので
2回目のリアル対面ミーティングを
浅草でしてきました。
今そのときの様子を
YouTubeでまとめてますが
ちらっ
こんな感じの靴です。
YouTubeではまるっと
お見せしますので
気長に待っててください。
そう気長。
靴1足・・というか
ひと型販売するまでに
ゼロからスタートして
どれくらいかかると思います？
1年です。
なのでこの靴も
順調にスケジュール通りすすんでも
大量（を望む！）生産して
私を含むお客さんの手元に
届くのは来年の春～初夏くらいでしょう。
これ、個人ブランドだからじゃなくて
普通にショップで売られてる
メーカーの完全ニューモデルがあったら
1年かへたすると
もっとかかります。
たとえば大手メーカーが
革も抜型も木型も用意して
販路も確定していて・・・
という王道パターンでも
やっぱ「半年」はかかってましたね。
四半世紀前の設計時代。
うーん・・
ただ、今よっく思い出してみても
半年は焦りすぎで
結局トラブるんです。
一度できたやつの
・色ちがい
・素材ちがい
・サイズ展開拡大
なら
3～4か月でできますが。
・・・
フルオーダーだとだいたい半年。
ほぼ全部お一人、もしくは少数のチームで
完結します。
これが既製品になると・・・
いろんな人たちが関わります。
工場もレッドウィングとか
なんかそういうメジャーどころじゃなければ
一か所では完結しません。
えーと。
・木型屋
・革屋
・抜型屋
この3つはまず
自社で抱えてるってとこ
ないでしょう。
んで、
・漉き屋～製甲屋
・メイン工場
このふたつは一緒のとこも
あります。
まだ終わらない。
・箱屋
ここ、地味に壁です。
浅草に箱屋って
何軒もあったのに
えっ
今統合されて一軒すかあああ？
そして発送屋さんですね。
社会科見学か！
わかってたけど！
四半世紀前から知ってたけど！
てなわけで
時間かかります。
変な言い方ですが
浅草の面白いところって
会社単位ですが
「個」の力がめちゃくちゃ強い。
フルオーダーの若い職人さんも
浅草周辺が
やっぱ圧倒的に多いですしね。
サンプルもどっちかっていうと
フルオーダーに近いです。
つーかそのものです。
メインの工場さんで
半分くらいはできますが
それでもサンプルひとつに
90日くらいはかかります。
革だっていつでも在庫が
あるとは限らないので
「待つ」時間もけっこうありますね。
・・・
こんなペースでは
お客さんが離れていってしまう・・
とはあんまり考えてません。
かっこよければ買ってくれるし
はき心地ももちろんですが
ワインと一緒で
一朝一夕にいいものはできません。
こわいのはその残り10か月くらいの間に
浅草の各メーカーが
（製甲屋さん、漉き屋さんとか）
どれだけ体力持つかですね。
今回ファーストサンプルつくって
わかったんですが、
腕は全然落ちてません。
私がもと「そっち側」だったので
そこそこ目は肥えてるつもりですし
各工程も必要以上に時間かかってたら
たぶんすぐわかります。
しかし業界自体が縮小すると
こんなにいろいろ滞るか・・。
こんな未来、
四半世紀前はコンマ1％も予想してませんでした。
石油の高騰のあるし
少子化の影響もありますよ。
それに革靴がつくれれば
スニーカーもつくれます。
しかしよくも悪くも
人の手が入りすぎかもですね。
ぼやいてもしかたありませんが
それを乗り越えてこその
個人ブランドですし
だからこそ生き残る人も
少ないんでしょう。
あ、この話に
オチはありません。
浅草という町が
かつて東京で一、二をあらそう
繁華街だったのが
今やインバウンド頼みの
ひたすら交通の便の悪い街に
なってしまった・・。
おなじ図式でしょう。
たまに妄想するんですが
浅草の町ごと
ナイキあたりに「わっ」と買い上げられて
全部の靴にスウォッシュラインが
義務付けられたらって・・。
マネー的には全然ありうるんです。
ナイキは冗談にしても
大手国産メーカーはもはやどこも
生産拠点は浅草じゃないんですよね・・。
そうならないうちに
なんとかいい感じのこの靴を
販売しようと思ってます！
ちかく動画出すんで
そちらもぜひぜひ。
本題終了！
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【今日のおすすめの1足】
チャーチ「シャノン」。
並行輸入価格だと
94999円。
日本での実店舗ですと
181500円ですか・・。
チャーチ Church's Shannon 103 シャノン ポリッシュド バインダー レザーソール プレーントゥ メンズ 革靴 EEB001 Polished Binder
各メーカーや個人が
このモデルに憧れ
あるメーカーはオマージュし
グッドのメーカーはバラし
ある意味これほど
日本の革靴業界に貢献した靴って
なかなかないでしょう。
しかし今や18万円越えか・・・。
・・・。
・・・。
まあ、実用靴っていうより
「プラダのチャーチ」になって
激ハイソ路線になってますからね。
これさあ・・
前から思ってたんだけど
浅草でつくったら
10万で全然おつりこなくない？
スキンステッチもできるし
グッドもどんとこい、
リペアに至っては光速に近いでしょ。
なんでイギリスでつくる意味
あるんだろう・・？
「浅草シャノン」でつくったら
かなり浸透すると思いますけどね。
むしろグレードアップするんじゃｎ
パンッ
おっとひさしぶりに撃たれましたな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
最後、いつものCMです。
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私の視野を広くさせてくれますし
リサーチのフットワークも
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