(3回にわけりゃよかったわーーーー。)
あ、ひとりごとです。
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こんばんわ。
靴修理人 兼 シューフィッター 兼
靴マニアのコマツです。
今日はリーガルについて
個人的に書き倒します。
まずは一言。
リーガルは、
4万前後からが本気。
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リーガルは有名なので
買ったことはあるけど
履いたら意外と
「なんかこんなもん?」
「硬いし重いし、磨いても光らない」
と思われがちです。
そう思ったあなたは
こういうの履いてないでしょうか?
このへんのモデルで、2万円。
一番損する値段帯です。
・磨いても光らないガラス(樹脂加工)レザー。
・マッケイ製法。
・丈夫そうにみえて、速攻で減るソール。
思い当たりませんか?
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リーガルはひとつの工場ではありません。
レベルがあります。
高レベル順に、
①チヨダ製靴(新潟)
②岩手製靴(岩手)
③国内の提携工場
④海外(インド・中国・マレーシア)
⑤闇
(⑤は明日まとめて書きます。たぶん。)
では、順番に解説していきましょう。
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下からいこうか。
⑤は最後に解説します・・・
④海外勢
見分け方は簡単で、ベロの裏を
めくってみてください。
MADE IN INDIA とか書いてあるので。
中国製はめっきり少なくなりましたが
インド勢が最近元気いいですね。
「牛革つかってるのにインド製?」
と思うでしょう。
(ヒンズー教では牛は神)
以前にも書きましたが、
インド人13億6,641万人のうち
ヒンズーは8割。
残り2割はnotヒンズーです。
でも人口で換算すると・・・?
2憶6千万。
通称:「神殺しの民」
日本の人口が1億2333万4千。
なんとなーくイメージできますね。
この「神殺しの民」(かっこいい・・)
が、製靴産業に関わっています。
余談ですが、そんな事情でインドでも
探せば「ビーフカレー」が食べられます!
ん?
普通にヒンズー教徒も牛食ってますね(笑)
神様は寛大だから、大丈夫でしょう。
しらんけど。
なんの話だっけ。
いや・・・そこは
「ナンの話だっけ」
って言えよって思った方。
前に出ろ。
いいかい・・オヤジギャグは罪なんだよ・・
あ、靴の話。
このへん、インド製や
カンボジア製ですが
めっぽうクオリティは(値段のわりに)高い。
カジュアルシューズに多いですね。
③国内の提携工場製
ステッチダウン製法に多い。
リーガルウォーカーとか。
リーガルウォーカーは
「魔の2万円台」ですが、大丈夫。
30年以上ほぼ同じ設計でつくってます。
スポンジ底に抵抗がなければ、
ぜひどうぞ。
ポリウレタンじゃないので、加水分解の
心配もいりません。
リペアもどっからでも安価でできます。
(注:似ているもので
「マドラスウォーク」がありますが、
ウレタン底なのでおすすめしません。)
②岩手製靴製
このへん、
「ザ・リーガル」って感じですね。
フツーに買えば3万オーバーです。
ネットはちょっと安い。
22,000円。
硬い、重い、でも頑丈。
さらにこれ!
名作「01DR」。
定価は約4万。
ネットで3万2千円。
フランス・アノネイ社カーフ使用。
これがどれだけすごいかっていうと・・
脱がなければ もしくは
底裏をみなければ、
「クロケット&ジョーンズの
ハンドグレードライン」と
私なら堂々と間違えます。
これがクロケット。
10万円。
わからんでしょ?
ややマニアックな話になりますが、
アッパーのふちの処理で
「玉縁(たまぶち)」という技があります。
英語だとスリップビーディング
(slip beading)。
こんな感じ。
わかりづらくてすみません。
イメージでいうと、カバンのふちみたいな
処理のしかた。
通常は「折り込み」っていう処理です。
英語だとビーディング(beading)。
いやいやいや、これも充分
めんどくさいんです。
革の断面がみえるとドレッシーじゃないので。
革の断面が見えるのが
「切りっぱなし」。
英語だと・・・忘れました。
スニーカーは基本これです。
クラークスのデザートブーツなんかも
これですね。
・・・・わかりづらいなあ。
めんどくさいので、
各自で現物で確認してください。
「玉縁」と
「折り込み」と
「切りっぱなし」で
全然ちがうから。
①チヨダ製靴。
もう頭おかしい。
っていうレベルです。
もともとチヨダシューズ(株)っていう
独立した靴会社でした。
なんやかんやあって、リーガルに
合併されましたが、
「チヨダに行ったやつは帰ってこない」
という言い伝えがあります。
これ、いい意味です。
リーガルの本社から出向でチヨダ行くでしょ。
で、
あまりのレベルのちがいに頭うたれて
もう本社には戻ってこない、という意味。
そんな「チヨダ」の「リーガル」がこれ。
「シェットランドフォックス」。
(ややこしいな・・・)
もう・・・言葉が出ない。
普通にエドワードグリーンって
中敷き張り替えたら、
だれもわからないんじゃない?
やばいってここの工場。
数年前までは
「ジョンストン&マーフィー」
というアメリカのブランドの
パテントをとってつくっていました。
(現在は大塚製靴がパテント生産)
そしたら・・・
アメリカ本国のモノを凌駕しちゃった。
話が長いな。
いったん切ります。
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【今日のおすすめの1足】
なんで各社は
鬼滅とコラボしないんでしょうか?
2回登場した偶然の一致の
ポンプフューリーの
(靴が先、アニメがあと)←大事
絶好調で売れてると
ABCマートの人がマジで言ってました。
店頭価格だと19800円でしたが、ほとんど
リアル店舗だと在庫ないそうです。
ネットならあるんですけどねえ。
安いし。
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今日のメインはこれじゃない。
まーたみつけちゃった。
わざとじゃないと思いますが・・
これ、なーーんか似てません?
うん。
完全に偶然だとおもいます。
でもふたつ言わせて。
今回に限っては・・
・アニメが先
・靴があと
・ポンプフューリーのグラデーションカラーは
実はけっこう珍しい
偶然でしょう・・・・。
そのうち、ポンプフューリーは
偶然に「黒と緑」のチェック柄を
だしてくる気がします。
・・おっと誰か来たようだ・・?
・・・それではまた明日!