シューフィッター佐藤靖青(旧・こまつ)@毎日靴ブログ

靴選び・歩行を専門にするシューフィッター。 市販の靴・スニーカーを中心に、 「履き心地」「耐久性」「体への影響」を 現場と実体験ベースで解説しています。 売り場や広告では語られにくい視点が強みです。 対応内容 ・靴・インソールの個別相談 ・買い物同行(アテンド) ・記事/動画での製品解説・監修 ・メディア取材、コメント提供 靴選びで失敗したくない方、 表向きの説明に違和感がある方に向いています。 ご相談・ご依頼は HPよりご連絡ください。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

98 (きのうの続き)ジャランスリワヤは、いよいよやばい。いい意味で。

こんにちは。

靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニア です。

きのうジャランスリワヤについて

下ネタもまじえながらたのしく解説しました。

今日は下ネタ禁止します。

すまんこ。

まあ、本当に「どんどん育ってる」ブランドなんですよ。

たとえばローファーひとつとっても、

完全に今週の実話ですが、お客さんが修理にもってこられた

ジャランのローファーを、

一瞬ですがJMウェストンと錯覚しました。

これがどれだけのミスかというと・・

たぶん江戸時代ならマジで切腹ものです。

ま、すべて私の脳のなかで完結したんで、トラブったわけではありませんが、

いい意味でショックでした。

写真でみてもらいましょう。

↑これはジャランスリワヤ。3万5千円。

 【あす楽】 【ケア品のオマケ付】【日本正規取扱店】 JALAN SRIWIJAYA 98589 BLACK CALFレザーソール ジャラン スリウァヤ ローファー 【ジャランスリワヤ の人気モデルです】 楽天で購入

↑こっちはフランスの「JMウェストン」。

南青山の日本支店で買えます。11万円。

「3万5000円」と「11万円」をなぜ一瞬まちがえたか。

靴修理をながくやってると、手が超優秀なセンサーになるんです。

お医者さんが触診であるていどのことがわかる、みたいな感じで。

私は靴マニアでもあるので、紳士靴なら、一瞬の

「みため」「革のタッチ」「重さ」

「こわれかた」「ステッチの特徴」

でほとんどのブランドをほぼ100%あてる自信があります。

手に取った感触はまちがいなくウェストンでした

中敷きのロゴをみて「??・・・・!!」となったわけです。

これはコピーではなく、確実にオマージュです。

「リスペクトしながらのパクリ」です。

本家に勝とうとしてきています。

ウェストンの革はフランスの「デュプイ」社。

ジャランは同じくフランスの「アノネイ」社。

牛革界の二大巨頭です。

(文字に起こすとモンスターみたいですね。)

これをわかりやすくたとえるなら、

ウイスキーの「響」と「山崎」みたいなものでしょうか。

とにかくハイレベル。

底材のクオリティも一緒。ミシンの縫い目の細かさも一緒。

フランス人がつくるか、インドネシア人がつくるか、だけの差です。

いや、もっというならウェストンはマシーンで縫う「グッドイヤー製法」に対し、

ジャランは手縫いの「ハンドソーンウェルテッド製法」ではじめから

やわらかいので、はきならす必要がない分、勝ちです

革靴で迷ってるかたがもしいたら、ぜひジャランをためしてみてください。

ではまた明日!