元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

98 (きのうの続き)ジャランスリワヤは、いよいよやばい。いい意味で。

こんにちは。

靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニア です。

きのうジャランスリワヤについて

下ネタもまじえながらたのしく解説しました。

今日は下ネタ禁止します。

すまんこ。

まあ、本当に「どんどん育ってる」ブランドなんですよ。

たとえばローファーひとつとっても、

完全に今週の実話ですが、お客さんが修理にもってこられた

ジャランのローファーを、

一瞬ですがJMウェストンと錯覚しました。

これがどれだけのミスかというと・・

たぶん江戸時代ならマジで切腹ものです。

ま、すべて私の脳のなかで完結したんで、トラブったわけではありませんが、

いい意味でショックでした。

写真でみてもらいましょう。

↑これはジャランスリワヤ。3万5千円。

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↑こっちはフランスの「JMウェストン」。

南青山の日本支店で買えます。11万円。

「3万5000円」と「11万円」をなぜ一瞬まちがえたか。

靴修理をながくやってると、手が超優秀なセンサーになるんです。

お医者さんが触診であるていどのことがわかる、みたいな感じで。

私は靴マニアでもあるので、紳士靴なら、一瞬の

「みため」「革のタッチ」「重さ」

「こわれかた」「ステッチの特徴」

でほとんどのブランドをほぼ100%あてる自信があります。

手に取った感触はまちがいなくウェストンでした

中敷きのロゴをみて「??・・・・!!」となったわけです。

これはコピーではなく、確実にオマージュです。

「リスペクトしながらのパクリ」です。

本家に勝とうとしてきています。

ウェストンの革はフランスの「デュプイ」社。

ジャランは同じくフランスの「アノネイ」社。

牛革界の二大巨頭です。

(文字に起こすとモンスターみたいですね。)

これをわかりやすくたとえるなら、

ウイスキーの「響」と「山崎」みたいなものでしょうか。

とにかくハイレベル。

底材のクオリティも一緒。ミシンの縫い目の細かさも一緒。

フランス人がつくるか、インドネシア人がつくるか、だけの差です。

いや、もっというならウェストンはマシーンで縫う「グッドイヤー製法」に対し、

ジャランは手縫いの「ハンドソーンウェルテッド製法」ではじめから

やわらかいので、はきならす必要がない分、勝ちです

革靴で迷ってるかたがもしいたら、ぜひジャランをためしてみてください。

ではまた明日!