5億年ぶりに
とつぜん
人事部長が現場に来まして。
顔忘れとったから普通に
「あ、いらっしゃいませ」って言って
無言で3秒くらい見つめあったあと
「コマツさん、ひさしぶり!」
って言われて
やっと気づいた。
とりあえずその頭巾とって。
他の会社ではありえないと思いますが
靴修理の会社なんて、こちらから
本社に行くなんてことはありません。
ついでに上司ともほぼ会わんし
社長の顔は
ネットでしか見たことない。
いいことです。
現場がいいのよ。
ラクなのよ。
変に気遣いもないし
目先の靴に集中すればいいわけだし。
・・・・・・・・・・・・・・・
コ「どーしたんすか」
しばし沈黙。
部「いや、たまには現場を見てまわろうと思って」
コ「(えっ5億年ぶりに?)」
はっはーん。
本社でなんかあったな。
しょーもないんで結論からいえば
リストラの始まりです。
今更?って感じですが。
部「コマツさんは大丈夫だと思うけど、
危機感持ってね!」
えっ今更?
その言葉そっくり返すわ。
なーーーーんも本社でやってなかったこと、
そのベルトに乗っかってる腹が
よく教えてくれる。
リストラなんてとっくに始まってたじゃん。
45歳定年制なんて
今や常識でしょ?
コロナ後、将来を悲観して
鬱になってトンズラする人間や
レジ金を盗む人間は論外として。
会社に甘えてる人間は
ガンガン首切った方がいい。
だって究極に実力の世界だもん。
・・・・・・・・・・・・・・・・
つづき。
部「でも今大手企業でも早期退職が主流で」
はあ。
コ「ああ・・・・黒字リストラですよね」
部「えっ?アメリカ?」
日本だよ!
コロナ前から
キリンとかががやってるでしょーが・・
黒字なのに45歳リストラ。
コ「いや、日本でもやってるんじゃないですか?」
部「マジで?」
コ「・・・詳しいことはわからないっす」
いやほんとにこの人事部長
本社で5億年間なにやってたんだろ。
ちなみに給料だけは
私の3倍貰ってます。
部「うちの会社もある程度副業も
認めるかもしれないんだけど、
できれば本業に専念してほしいんだよね」
無理。
いやその言葉
事実上「副業OK」ってことじゃん!
良かったー!
会社に無断でブログ毎日書いてて。
問題はそのあとだ・・・・
部「ぶっちゃけ現場で修理やってる人って
手先器用じゃん?だから
選択肢もたくさんあって、
たとえば
ピ―――――。」
ごめん、
このあとの発言は許せない。
今ごろになって怒りが沸いてきた。
気づいたときには言葉に出してた。
コ:
(ゆっくり、はっきりと)
「今うちの会社ってレッドオーシャンの
ど真ん中にいるわけですが、
部長はどのへんにブルーオーシャンを
想定してもの言ってます?」
ネタはこの本。
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さて、
「ブルーオーシャン」
「レッドオーシャン」
っていう単語はめちゃくちゃ大事です。
「シン・二ホン」でも
「世界のエリートはなぜ美意識を鍛えるのか?」
ほか数々のビジネス書で出てきてる言葉なので
知ってて当たり前。
今何らかの形で
特に「靴」にたずさわる方なら
知ってなきゃ非常にマズい。
部「え?レッド???」
コ「レッドオーシャン」
部「・・・え、紅海でなんかあったっけ?」
・・・・さようなら。
・・・・・・・・・・・・・・・・・
ところで今の時代
「意識高い」ってどっちかっていうと
悪いニュアンスで使われますよね。
ちがうと思う。
意識高く持ってないと
自分の身も
大切な人の身も守れない。
手先の技術は絶対
あとからついてくる。
鏡面磨きに至っては
こないだ新人君に抜かされた(笑)。
技は盗めるが知識と経験は絶対に盗めない。
技術を身につけるんなら
まずは理屈とルールがわかってないとね。
たぶんどんな分野でもそうです。
たとえば・・・
娘はピアノ習ってますが
まさにただ弾くだけじゃなく
理論・理屈の上でなんぼでしょ。
頭でっかちくらいで
ちょうどいいんですよ。
たぶん。
本題終了!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
はあはあ・・・・
あともう少しで酒が飲める・・・
興奮してきたなあ。
【今日のおすすめの1足】
プーマ
「アーミートレーナー」。
12100円。
メンズサイズのみ。
PUMA ARMY TRAINER OG(プーマ アーミー トレーナー オージー)WHITE【メンズ スニーカー】21FA-I
今年もジャーマントレーナー、
流行ってますね。
本家はこれ。
・アローズ
・マルジェラ
・ハイエンドブランド
がのきなみ出してます。
が。
個性がない。
その点
プーマは吹っ切りましたね。
レディースサイズなんて
さっそく売り切れてるじゃないですか。
いやこれ、
普通にバランスいい。
安っぽくもない。
よくよく考えれば
このデザインには
アディダスの3本線も
ランバードマークも
アシックスのタイガーラインも似合わない。
オヤジが履くには
絶妙にちょうどいい。
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それではまた明日!