あ‘づづづづい。
こんにちは。
靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアです。
きのう、ヒザと腰にやさしいスニーカーの
トップ3をご紹介しました。
なかでもナイキリアクトは、じわじわ浸透してるみたいですね。
今日も帰りの電車でとなりに座ったきれいなおねーさんが
これはいてました。
(ネットだとアンダー8000円・・・。)
エアプレストの2020年版ですね。
↑これが元祖エアプレスト(2000年発売)。
当時はサイズがXS/S/M/L/XLという斬新な展開で
度肝を抜かれました。
おもえば20年前からナイキは
「ガチンコ」と「デイリーユース」のすみわけを
戦略的に考えていたんですね。頭がさがります。
さて、
本題いきましょう。
革靴の厚底はヒザとか腰いいのか。
結論はあとでいいますが、
私が知ってるなかでいちばん厚い革底の靴がこちらになります。
フランスの名門中の名門、
JMウェストンの「トリプルソール」。
なんかもう「ストロング!」って感じでしょう?
厚さ3ミリの革が3枚かさなって縫いつけられています。
ヒールはプラス30ミリなので、
ほぼ4センチの厚みがあるんです。
私も興味本位で、
一度原宿のトレーデイングポストで試し履きしたんですが、
硬い。
ウソでしょ?って思うくらい硬い。
曲がる気配がない。
そして鉛のように重い(笑)。
え?コンクリートの靴はいてる?
と思っちゃいました。
これは腰もヒザもやられますね。
でも、けっして悪い靴じゃないんです。
ちゃんと説明すると、
「体重がオーバー120キロくらいで」
「足のサイズも35センチくらいある」人が
「なるべく靴底のはりかえをしないように(たとえば戦場とか)」
「ゴムは気温とか湿気によって劣化するから革じゃきゃダメ」
っていうリクエストで誕生してるんです。
やっぱり体重がそうとうあると、
一周まわってスニーカーやマーチンのようなゴム底の
ソールでは瞬時にこわれるそうです。
結局、革が一番安心できるそうなんですね。
だから、日本人がはくにはまったく適してない。
力士以外ははいちゃダメです。
でもたとえばあなたが体重がアンダー70キロで、
足のサイズも26とか27センチだとしましょう。
体重が50キロで、24センチでもいいです。
パラブーツの「シャンボード」なんかは、
そうとうヒザにやさしいです。
ゴム底で重さもそこそこありますが、
分厚いソールのなかはほとんど空洞なので、
かなりクッションがききます。
あと、体重もうすぐ80キロで27センチの私が愛用してるのが
トリッカーズのカントリー。
ダイナイトソール!
え?長靴はいてる?って思う程度には
クッションがきいてます。
レザーソールバージョンは硬いです。
カカトもあっというまに減るので、
おすすめしません。
・・・暑くて限界です。
キンキンに冷えてる氷結に呼ばれてる気がするので、
また明日!