大学出て1年間イギリスの靴学校に通ってました。
当時の夢はぼやっと靴職人。
手に職がついたら何とかなるでしょ、は
大まちがいで(笑)、帰国後
根気とコストが合わなくて挫折しました。
正解だったと思っています。
そのかわり、
ブラックな国内の靴メーカーに就職。
設計と製品管理担当。
同じ仕事を転職しながら4社。
革産業~靴づくり~
靴マニア~シューフィッターまでの世界を
過去四半世紀
自分の五感で網羅し、インプットして
ブログの場でアウトプットしています。
毎日更新しています。
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食うために帰国していろんなメーカーを
「設計」として渡り歩きました。
「設計」はサンプルを作って、
大量生産に結びつかせる仕事です。
デッサン描いたり、木型に載せて型紙を切ったり、
革屋さん・パーツ屋さんを回って、
発注して、納期決めて、
原価計算して、大量生産の際には
現場を回ってチェックする。
めちゃめちゃ締め切りに追い回される
みたいなわりとめんどくさい仕事でした。
当時20代ながら、
胃と腸をストレスでやられて2度入院してます。
2度と戻りたくありません。
でも就職大氷河期だったので、
仕事の選択肢はありませんでした。
「設計」と相反する「現場」は、
一日中ひたすらパーツに
接着剤を塗ったりする作業だったので、
これじゃないな、
と会社見学の段階で思いました。
20代では食えず
(手取りMAXで18万、
ボーナスなし、残業代ゼロ)、
結婚して子供が生まれるまで
1年限定で
29歳で佐川に入社し、
1年ちょっとやってました。
佐川が残業の査察が入った後で残業代が入らず、
でも手取り23万くらいは貰いました。
もともとボーナス制度はなし。
ひょんなことから
「靴修理」の仕事やってみない?
と声がかかり、今に至ってます。
そう、初心者にとっては
ハードルが低いのか高いのか、
おっさんが高圧的なイメージのある、
あの靴修理です。
この話の続きは次回!