毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

1062 急なウォーキングはマジで危ない

 

おつかれさまです

こまつ@shoes_komatsuです。

 

重度の花粉症です。

耳鼻科あ?

エリートなのでもちろん毎年1月から行ってます。

 

処方薬だけでは効かないので

漢方の小青竜湯(しょうせいりゅうとう)と

この時期だけはナザールも併用しないと

呼吸ができません。

 

外から帰ってきたら2秒でシャワー。

 

・・・・・・・・・・・

 

それでもリサーチやアテンドで

街に出かけるのは

都度発見があって楽しい。

 

こちらからアテンドもメール相談も

365日受け付けております。

シューフィッターこまつ

 

50歳からの~というのは今はほとんど

こだわっていません。

じきHPも直すかもしれません。

 

しかしお客様の半数以上が

50歳以上というのも確かで、

この時期に共通しているご相談が

ウォ―キング。

 

ということで

急にウォ―キングを始めた(か再開)したら

マジで危ない、とタイトルにもどります。

 

危なさにも何種類かあってですね────。

 

 

 

〇心肺機能のキケン

 

コロナ解禁になって

いくつかのマラソン大会が再開されて

レース中に死亡、というニュース

読んだことありませんかー?

 

これは極端な例ですが、

ラソンをやらなくてもひとごとではありません。

 

ニュースにはならなくても

ふだんのウォ―キング中で体調が崩れる方、

地味に多いです。

私の周りや、お客様がそうですから。

 

「以前の靴が合わなくなった」

「同じシリーズを履いているのに

 なんでか突然関節に来るようになった」

「マスクを外しているのに歩くだけで苦しい」

 

内科でチェックしても異常がなければ、

それって実はイメージに心肺が

追いついてない可能性が大。

 

ラソンじゃなくても、

ウォ―キングは相当な運動であることに

まちがいはありません。

 

「1時間の散歩より

15分の早歩きの方が心肺機能があがる」

という研究結果もありますし、

イメージするだけで

(そうだろうなあ・・)って思うでしょ?

 

心肺機能の向上をめざすなら、

本当にじょじょにやった方がいいです。

 

心肺と血圧はあたりまえに直結してますし

数年間マスクして運動していれば

血管も収縮しちゃってるはずですので。

 

そこに寒暖差があったら

「脳や心臓の血管にとっては

強烈なキックを喰らったようなものです。」

・・・と

私の(耳鼻科の)主治医が言っていました。

たとえが絶妙ですね・・。

 

 

〇フォームのずれのキケン

 

・・・・・ということで

一緒に靴選びをするのですが

正直それ以前に

歩き方がおかしい

という方はまあまあいらっしゃいます。

 

靴は靴で選ぶんですが、

私のアテンドの場合は

歩き方も360度からぐるっと見ます。

 

あんまり言ってないんですが

一番重視してるのが「うしろから」の視点。

ふらつきや横のブレ幅、

カカトからの接地具合、

スピード感が如実に手に取れますので。

 

横や前からもチェックしますが、

どうしても「見られてる」感があって

みさん不自然になるのでw

後方から観察するのが一番

カラダの本音が出ます。

 

共通していることがひとつ。

「イメージに身体がついていってない」方が

だいたいトラブルをかかえています。

 

まずスピードが出すぎている。

 

気持ちが前に出すぎてしまっていて、

「速く歩かなくちゃ」

「頑張ってあるかなくちゃ」

っていう

マスト的考えにしばられてるなーと

実はうしろから考えてたりします。

 

お客様じゃなくてもそう。

 

街を歩いていて

なんでもない人を観察していても同じで

仕事中の方はてきめんに、

そして年齢に関係なく

「前に前に前に前に」歩いていて、

つまずきそうで勝手にひやひやしています。

 

身に覚えのある方、

それってただ単に

気があせってるだけじゃないっす。

 

先日、田舎の80の母がなんでもないところで

転倒しました。

ウォ―キング中だったそうです。

 

もう数年会っていませんし

歳も歳なのでコケることもあるでしょうが

持病がだんだん回復して雪も解けてきて

さあウォ―キングしなきゃ!と

気合を入れていた直後でした。

 

気合をいれてウォ―キングするのは

悪いとは言いません。

が、だいたいトラブります。

 

心肺機能と同時に

シンプルに筋肉や靭帯とかの方面も

充分に慣らしていかないと。

 

ものすごくざっくりとした目安ですが

仕事でも運動でも1日8000歩以上

歩いている方はトラブルが少なく、

8000歩を「目指している」かたが

コケたり人にぶつかったり

関節にきたりします。

 

靴やインソールはもちろん大事ですが

そもそもその前に

ウォーミングアップをしないと

カラダがトラブルのはわかりますよね。

 

なにもアキレス腱を伸ばしなさいとか

言ってるわけではありません。

※逆効果です

「動的ウォ―ミングアップ」で検索!※

 

ウォーミングアップはきわめて簡単で、

歩くだけなら

1~2分ゆっくり歩きつつ

 

・頭の位置

・腕の振り方

・自分に合った歩幅

 

をいったん確認してから

徐々にスピードを上げるだけでOK。

 

私の記憶だと────・・・

コロナ前はこの動作というか準備運動を

自然にみなさんやってたような気がするんです。

 

あたりまえに出勤して

わざわざ意識しなくても

ふつうに歩いたり

飛び跳ねていたからでしょう。

 

コロナ後の今。

 

電車が新宿に着いた瞬間や

帰りなのに電車のドアが開いた瞬間に

脱兎のごとくダッシュするかたが

目に見えてふえました。

 

 

心理的なキケン

 

いやいやいや、駅前ダッシュ

前からじゃんと思う方は

・・そういう駅なのでしょうw

 

あと歩行じゃないけど

電車で踏ん張れない人が多すぎる。

ふんばれなくてもいいので

私の靴を毎回踏むのはやめてください。

これ。

 

子供の浮き指問題と私の中では直結してるんですが

たった数年前の「1年の自粛期間」で

歩き方だけではなく

身体の動かし方を

人間はいとも簡単にわすれるものです。

 

1年忘れたら感覚を取り戻すのに

2年くらいかかってる気がします。

プラス加齢。

 

更年期前後もしくは

更年期真っ最中のかたは

自律神経も乱れているので

なおさら

「歩きかたってどうやって歩くんだっけ?」

と忘れてしまう方が珍しくありません。

 

大丈夫です。

 

ゆっくり歩くのが基本。

急いでいるときも可能なら1分、

マジで急いでるときも最初の10歩を

意識して、そこからスピードをあげれば

かなりのトラブルは回避できます。

 

わかりやすくたとえると

自転車と同じ。

めっちゃ急いでいるときも

はじめの数メートルはスピードが

出ないじゃないですか。

 

そこからだんだんスピードが出て

安定しますよね。

 

「歩き方がわからなくなった」

という人の頭の中では

自転車がバイクになってしまっています。

 

水曜どうでしょう」より

大泉「いやあのね、ニュートラル入れてたのね。そして、それ知らないでセカンド発進だと思ってそれなりに スロットル回したら、 動かないから アレッと思って ギアいじったっけ、 ロー入っちゃって、 もうウィリーさ」

 

あの現象です。

「だるま屋ウイリー事件」で検索してみてください。

 

おちつきましょう。

電車のドアが開いても

バスのドアがあいても

あわててはいけません。

 

最初の1~2歩が一番危険で

そこを無理に頑張ってしまうと

そのあとずーっと頑張る

変な歩き方になってしまい

 

なお悪いことにその歩き方が

変に身についてしまい

その歩き方を解除するのに1年とか

かかるかたもいますので!

 

 

本題終了。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

【今日のおすすめの1足】

 

安定・クッション・つまづかない

 

アシックス

「ゲルニンバス」。

 

19800円。

 

 

アシックス ランニングシューズ メンズ ゲルニンバス25 スタンダード 2E相当 GEL-NIMBUS 25 1011B547 002 asics ジョギング ウォーキング 厚底 軽量 陸上

 

アシックス ランニングシューズ メンズ ゲルニンバス25 エキストラワイド 4E相当 GEL-NIMBUS 25 1011B618 400 asics ジョギング ウォーキング 厚底 軽量 陸上

 

先日、池袋西武様の8Fにお邪魔して

試させていただきました。

いろんなメーカーが一堂に会しているのでいるので

なにかとお世話になっています!

 

本来はガチランシューズです。

が。

ウォ―キングに使えば意外とスピードが

出せないはずです。

めちゃくちゃソフトで砂浜を歩いてる感触なので。

 

Image

 

感覚的にはHOKAの

クリフトンにかなり似ています。

 

レディースサイズですが比べてみました。

Image

クリフトンとソールの厚みは

ほぼ同じで、

 

Image

トウスプリングは差がありません。

 

よくも悪くも

これに硬めのインソールを差し替えると

スピードをつけて歩けてしまいますが

ウォ―キングを再開した方、

これから始める方にはいい選択だと思います。

 

安定感と安心感がHOKAより上かも。

ウォ―キングだからといって

ウォ―キングシューズにとらわれない方が

いい場合もあります!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

それではまた明日!

 

・・・・・・の前に!

 

1060 足腰って言い方やめません?

の時のご相談者様からメールが届いています。

 

今回は私の漠然とした質問に回答して下さりありがとうございました。

 

ダラダラ歩くだけでいいのか?と心配しつつ歩いていたのですが、

ダラダラでもいいんですよと書いて下さり安心しました。

 

ただし正しいフォームでですね。

 

散歩中何度もこまつ様の助言の頭のてっぺんから糸でつられている様に

とか腕はふれているのか?等と思いながら歩く様にし始めました。

インソールも買ってみます。



「裸足で歩く時前重心になってませんか?」

→板の上を裸足ではカタカタして滑らかに歩けないんですが踵着地はできてないです。

「天からひっぱられてる感じ、胸を張って腕をまあまあ振ってる感じ、腰が伸びてどこの筋肉も使ってない感じ」

→どれもできてないです。今日は散歩中 こまつ様の言葉を思い出しては歩き方に気をつけました。

 

ウォ―キング

「足腰だけではない」全身運動

正しいカラダの使い方

だらだら歩きで大丈夫

 

→わー良かったです!

安心して できるだけ正しい姿勢でダラダラ歩きます!

 

不安をとりのぞけたようで

私もうれしいです!

「わけのわからない不安」って

打つ手がないじゃないですか。

 

見えない不安を形に引っぱり出して

解決する、ていうスタイルが

一番伝わりますね。

 

こちらからアテンドもメール相談も

365日受け付けております。

漠然としている不安を形して

かなりの確率で解決しています。

 

まずはお問合せから(無料)でいいので

シューフィッターこまつ

お気軽にどうぞ!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

それではまた明日!