こんばんわ。
こまつ@shoes_komatsuです。
今日のマニアックな話は
道具。
「市切り」ですはじめまして。
1500円くらいで買えます。
↓
靴材料、ビブラムソール、靴工具、ビニモ糸、靴ラスト(靴木型)、靴修理、用品の販売(株)マモル
〇発明した人は天才
こうやって使います。
これはリペアでいう
「すべり革交換」という作業で
カカトの内側にできた穴を革でふさぎます。
革が大きくはみでてますね。
これをハサミやナイフで切るのって
かなりリスキーですし時間もかかります。
市切りを使うと・・・・
すっ・・・・・。
す────────っ。
10秒でトリミングできます。
なによりすごいのが
「だれでも失敗しません」。
刃先が二股になっていて
ここに革をあてがって進めるだけで
絶対にピンポイントで切れます。
このことを
「革をさらう」とか言うので
市切りを「さらい」と呼ぶ方も多いですね。
ほんとに革を
かっさらうんです。
めちゃくちゃ気持ちいい・・・・。
〇本来は製甲用
靴でいうアッパーの縫製のことを
「製甲」といいますが
ここで市切りを使いまくります。
そしてこの道具、
私が知る限り海外にはありません。
ヨーロッパではカーブしたハサミを使います。
これがほんと使いづらい・・・。
全然使ってないんで
錆びてますねw
なまじカーブしてるので研げないんです。
ふつうのハサミと同じように
アルミホイルをざくざく切れば
多少切れ味は復活しますが・・・
市切りには全然かないませんね。
韓国や中国には
日本から渡った市切りがあるので
もしかするとヨーロッパにも
わたってるかもしれません・・・。
あ。
思い出した。
渡ってます。
イギリスの靴学校時代に
日本人の先輩がおいていった
市切りが1本あったんです。
奪い合いでしたw
ただし専用の砥石がなかったんで
ボロボロでしたが
それでもハサミよりは全然切れましたね。
〇やっぱ刃物の国だな
って思いますよ。
じゃないとこんな道具は
思いつかないはずです。
おそらくは海外の
「ヘリ落とし」から
着想したんじゃないでしょうか?
へりおとし No.1 0.8mm[クラフト社] レザークラフト工具 ヘリ落とし
これは底に使います。
革底の仕上げの最後に
できたバリを落とすのに必須。
たぶんですが
これを無茶苦茶に研いだら
「アッパーに使えるんじゃねえ?」と
思いついたんじゃないでしょうか。
しかし首が短い。
切れたとしてもかなり危険な道具です。
手を切ってしまいます。
なので
この首の長さと
絶妙なカーブ。
そして研げる刃先。
これならケガしません。
本当にいい道具です。
誰が発明したんだろう??
ご存知の方、教えてください!
本題終了。
・・・・・・・・・・・・・・
【今日のおすすめの1足】
ハルタの「スポックシューズ」。
7920円。
ハルタ メンズ スポックシューズ 850 HARUTA EE ドクターシューズ ブラック メンズ ローファー 【あす楽対応】
ハルタは結局このデザインが
一番いい。
そして確実にローファーより
履き心地がいい。
おととしから流行りだしましたが
まだ全然本領発揮してないと思います。
パンプス代わりにもなるし
不思議なデザインですよねえ。。。
なにより修理がラクですしw
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それではまた明日!
1300字か。。。。
まだ本調子じゃないな。
ま、いっか。
飲むッ!
はいおつかれー。
バー「どん底」へようこそー。
変な天候だな。
ハイボールにしよう。
ん────────────ま☆
よしよし
調子が出てきた。
スーパームーンのせいか
現場は変なお客が多かった。
あと絶対偶然なんだけど
靴紐がめちゃくちゃ売れたw
まあでも
ケガは動かしながら癒すのが
一番早いね。
あとは睡眠か。
よっしゃ寝よう。
おやすみ────────☆