毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPは11月くらいにできるかと。

598 なんだよそれ(怒)。

いきなりですが。

11月はブログのアクセスが

8万を越えました。

 

…ありがとうございます…

 

 

 

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これからも有益な情報、

それ以上に無益な情報を

ノープランで書いていきます。

 

あー、…収益ですか?

ふふふふふふふふ。

フロリダで家を2軒買いましたなあ。

 

・・・そうなる10年後でいたい。

夢見たっていいじゃんか。

10年前こうなるなんて

コンマ1ミリも考えてなかったから。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

さ、

通常運転しますよ。

 

まず結論。

靴修理屋を

靴のゴミ箱にしないでほしい。

 

修理にもってきてもらって、

加水分解とか値段がおりあわず

捨てていくのはいい。

 

悲しいのは、

「形見」とか「思い出の品」のリペアに

値段がおりあわないパターン。

 

こっちに預けたまま

「相談して、あとで電話します」と言って

音沙汰なく3か月以上たった場合。

 

結論:

捨てます。

 

当たり前ですが捨てます。

一応口頭でも伝えてるし

伝票にも書いてますから。

 

しかし怒りで血圧が200超えますよね。

 

・銀座ワシントン

平和堂のブーツ

・無名のいいやつ

 

何度電話かけても出なかったので、

20足くらい今日捨てました。

だってスペースないもん。

 

ほとんど履かれてなくて、

なかにはたぶん箱の中で20年以上

一度も履かれなかったものもある。

 

カビ。

加水分解

シワ。

 

履かないのはいい。

しかし真剣にこちらが

 

「直るかどうか」

「どこまで直るか」

「材料をどう調達するか」

 

まで見積りさせといて

バックレはないでしょ。

タイトルはこれです。

 

まあ・・・・

バックレる連中には1ミリも伝わらんでしょうが

20年くらい前の国産の既成靴って

レベルが全然上なんです。

 

・革質

・革の裁断方向

・釣り込みの精度

・ミシンの細かさ

・リペアまで考えての設計

 

素晴らしい。

 

なんなら正々堂々と

リペア&メンテして

勝手にオークションに出したい。

とくに平和堂のブーツなんかはね。

 

しかし保管状態が悪すぎて

アッパーは裂けまくり、

ソールに至っては分解不可。。。。

 

持ち主に愛されなかったんだなー。

 

・靴の質

・持ち主の愛情

・保管状態

・リペア側の愛情

 

全部がボタンひとつ

かけまちがってるんです。

 

これは言葉にできんな。

 

悲しい。

悲しい。

悲しい。

 

誰が悪いのかわからない。

 

売った店員が悪いのか

買った本人が悪いのか

買ってほったらかしにした人が悪いのか。

 

すべては意味のないことです。

リペア不可な靴は捨てます。

 

もし。

もしこれ読んでて躊躇してる靴があったら

いったん靴修理屋にもってきてください。

 

その時、靴を

「まだ息をしている捨て猫」だと思って。

靴修理屋は靴の医者ともいえます。

つらい「死亡宣告」だって出します。

 

でももし生き返るんなら

基本、全力だします。

それは職人の脳と腕が

リミッター振り切るときでもある。

 

なので。

 

迷ってる靴があったら

人生経験だと思って

一度修理屋に持ってきてください。

 

捨てるなら自分の手で捨ててください。

「なんのゴミかわからない」なんて

言い訳するな。

 

ちなみに靴を捨てるなら

日本全国「燃えないゴミ」です。

過去を捨てたいなら躊躇なし。

人生は一回。

 

自分が手に入れた靴は、

コンマ1%の愛情でいいので

自分の手で始末してください。

 

 

本題終了!

 

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【今日のおすすめの1足】

 

流れじゃないけど、

やっぱ長生きする靴がいいよね。

 

ウルヴァリン

「1000マイルブーツ」。

 

37200円。

 

 

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オイルたっぷりの革底。

 

 

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きのうハーフソール依頼で

この靴きたんです。

じっくり見ましたが・・さすが。

 

ハーフソールいらなくない?

「鋼のソール、シルクのアッパー」って

そのまんまだわ。

 

ハーフソール貼るのに

アウトソール削りましたが

油分が半端ない。

 

プライマー(シンナー)塗って油分とばして

一晩おいて

ビブラムのハーフソール貼りました。

 

レッドウィングもいい。

ホワイツもいい。

チペワもウェスコもいい。

 

しかしシングルソールで

革底勝負って・・・・。

頭下がります。

 

初出は1908年(!)

100年以上現役の靴って

ぱっと思いつかんでしょ。

 

よくネットや雑誌には紹介されてますが

たぶん「原型は」ってことでしょう。

日本だと明治だよ。。。。

 

そもそも「ゴムヒール」が

その時代あるわけないじゃん。

ゴムヒールは第一次世界大戦前夜。

 

しかしソール以外の9割は

この形だったと勝手に推測します。

だって・・・シンプルだもん(笑)。

 

明治~令和のミックスでいいんじゃない?

 

むしろ100年前のモデルが

アップデートされつつも

この時代に現役であるのが奇跡。

 

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それではまた明日!