元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

26 リーボックDMX ラン

スニーカーが好きでいろんなのをとっかえひっかえしてきましたが、3回買ったモデルがふたつあります。ひとつが、リーボックの「DMXラン」

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実勢価格は¥15000~ でも発売即完売。

?なんとなく冴えないデザインですよね(笑)。

でも、これ1997年発売なんです。23年前=四半世紀前!ですよ!サッカーで日本代表が初めてW杯を決めた、野人・岡野がトレーニングで履いてたと言った方がリアルでしょうか。

故・アレクサンダー・マックイーンがショーで使ったとかプライベートでも愛用してたとか、そんなことを知ったのはずいぶん後です。

20代で1足、30代で2足買いました。1997年の当時、都会はともかく、北海道では全く売れてませんでした。

最初に買ったのは釧路のスポーツショップで、ワゴンセールで¥5000くらい(か、もっと安かったかも)で叩き売りされてたのを純粋にトレーニング用として買いました。

そしたらもう。北海道弁で言えば「したっけもうだめさ」

たぶん、人生で初リーボックだったと思うんですが、デザインは別として何もかもがやばかった。電気走りました。

ナイキエア絶対の時代、バイトで貯めた満を持して買ったエアマックスの走り心地に裏切られ、アディダスエキップメントに裏切られ。かといってアシックスは高いし、ミズノはモンドシリーズで迷走中。

クッション性、ホールド性、あと意外と他人からどこの靴?と聞かれる。裏面がこんなんです。

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ブルーに透けている部分が、エアです。ナイキと違って前後がパイプでつながっていて、ヒールを踏むと前足部に、前足部を踏むとヒールに「むにむにっ」とエアが移動するんです。このむにむに感は、履かないとわからないと思います・・。

地味にアッパーもベロとアッパーが靴下状につながっており、紐を通すループの部分も(当時はナイキの影響かループばっかりでしたが)太くてめちゃめちゃスムーズにホールドされるんです。スニーカーなのに、安全靴を履いてるような安心感といったらいいでしょうか。

2足目、3足目は一周まわってデザインが好きになりました。どこのパクリでもない、時代にも迎合していない、売れに売れたポンプフューリーにも寄せてきてない、このデザインはどっから噴いて沸いたんでしょう?悪く言うと、靴のデザインしたことがない人がなんとなーくゆるーく描いた感じ。

今でも、定期的に復刻されてます。去年なんかは「プレデターモデル」なんてのも出ました。

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プレデターっていうかステゴサウルスって感じ。

いやなにこれかっこいい。40超えたおっさんが履くにはイタいと思って見送りましたが・・・・いいなー。いいなー。履き心地の良さも知っちゃってるし・・。

単色でオールレザーとかで復刻されたら、迷いなく買いますね。

今回はこのへんで!