毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

1039 ハイヒールと信用できる修理店

おつかれさまです

こまつ@shoes_komatsuです。

 

私の考えはどんどん変わります。

 

きのうの「雨に濡れた靴」への

アプローチの方法もそうですが、

半年とか1年でかなり変わっています。

 

インプットとアウトプットをくりかえし

そのときのベストでお答えしてるので

「こまつ、言ってること全然ちがうじゃんw」

という感想は大正解です。

 

ということで・・

「足と靴の無料相談8」の公開回答、

今日もさくさくやっていきますか!

(受付は締め切ってます、ごめんなさい)

 

一部抜粋&コピペします。

 

パンプスのヒールカットの件ですね。

 

随分前に膝を強打し、

半月板にヒビが入ってしまい

下手な靴を履くとすぐに膝に響くので、

それ以降靴の良し悪しが

分かるようになりました。

 

ヒールの高い靴も

履けなくなってしまいまして。

 

先日靴の踵補修のため修理屋さんに行き、

冗談半分話のついでのような感覚で

手持ちの靴のヒールを削るようなことは

可能ですかと聞いたところ、

すぐに「出来ます」と言われました。

 

あ、見もしないで「出来る」って

言っちゃったよと思う一方、

それだけ経験があるということなのかなと

迷っています。

 

その修理屋さんは恐らく40代くらいの男性です。

どちらにせよ今のままの7cmでは履けないので、

本当にそのようなことが可能なら、

気に入っている靴なので

お願いしようかと思っているのですが…

 

 

いったん区切ります。

 

 

〇その店はやめた方がいい

 

です。

 

ヒールカットって

超極細のヒールじゃないかぎり

できるっちゃできるんです。

見るまでもなく。

 

しかしリスクがでかすぎます。

 

どんなリペア職人でも

「ヒールカットできますか?」って聞かれたら

「ぴくっ」と一瞬体が固まるでしょうね。

 

めちゃくちゃに忙しい状態でも

「その話はあとでお聞きしますね」くらいに

いったんその話は

引き出しにそっとしまっておきます。

 

ヒールカットをすると

「靴」も履いてる方の「足」も

両方こわれます。

 

程度問題によりますが。

 

そのために、誠意がある修理屋なら

作業の手を止めてでも

マンツーマンで話す必要があるんです。

 

 

コミュ力のないお店はパス

 

無思考でパスです。

 

ご相談のコピペ続けますが・・

 

私が知りたいのは、

①そもそもヒールを低くして

靴全体のバランスが取れるのか

 

②現物を見ずに「出来ます」なんて

有り得るのか

(私も接客業なので、断言する言い方は

非常に気になります)

 

③この修理屋さんは信用して良いのか

 

です。

設計もされていたこまつさんから見て

いかがでしょうか。

 

ご相談はここまで。

 

 

順番に答えていきますね。

 

①そもそもヒールを低くして

靴全体のバランスが取れるのか

個人的な体験として5ミリがせいぜいです。

5ミリでもこける人はこけます(私です)。

 

しかも件のお靴は7㎝ヒールですよね。

快適さを求めてカットするんなら

2~3㎝はご希望じゃありませんか?

 

3㎝カットすると当たり前ですが

重心が「足の時点で」3㎝バックします。

それが増幅されて

だいたい腰の位置で8㎝

頭の位置では10㎝以上重心がバックします。

 

はだしで立った状態で

頭を10㎝うしろにもっていってください。

にぎりこぶし一個分です。

首にも腰にもくるでしょう?

 

その状態がずっと続く、ってことです。

 

靴に至っては中底とシャンクとヒールのつけねに

とんでもない力が加わりますので

どこでどう壊れても

なにも不思議ではありません。

 

信じられないかもですがハイヒールの場合

ヒールと本体って

「ネジ1本+釘5本」くらいでしか

固定されてません。

令和の今でも、です。

 

(ネットより転載)

説明いらないくらい弱いでしょ。

しかし数千円のパンプスから

数十万円のハイエンドブランドに至るまで

さして差はありません。

 

②現物を見ずに「出来ます」なんて

有り得るのか

ありえます。

ただしきちんとリスクをきっちり説明して

なおかつ

「ノークレーム、ノーリターン」を

約束してもらう、という条件付きです。

 

私の以前の職場では簡易的な誓約書を

必ず書いてもらっていました。

簡単に言うと

「ケガしても知らないよ」という中身です。

 

しかし文面からイメージするに

もうすこしそっけない対応だったみたいですね。

やめましょう。

 

③この修理屋さんは信用して良いのか

私なら絶対信用しません。

 

 

〇7㎝ヒールはどうしたらいいのか

 

残酷ですが、

10分以上歩かないでください。

 

お膝の怪我を抜きにしても、

はじめから「そういう靴」だったんです。

歩くことなどはなから考えていません。

 

逆にプラスに考えれば

「10分以内歩かなければ」まだまだ履ける、

とも言えます。

 

足とヒザには負担をかけますが

そもそもハイヒールって

そういう靴ですから。。。

 

歩く靴と、魅せる靴はちがいます。

 

 

ん────────・・・。

こんなとこでしょうか。

 

私からの回答はこんな感じです。

 

本題終了!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

【今日のおすすめの1足】

 

HOKA

「クリフトン8」。

 

13800円。

 

ホカオネオネ ランニングシューズ メンズ クリフトン8 CLIFTON 8 1119393 BWHT 幅:レギュラー/ワイズD相当 HOKA ONEONE

 

ランシューよりのカラーなら

もうちょい安いですね。

 

ホカ(HOKA)(メンズ)ランニングシューズ ジョギングシューズ クリフトン 8 1119393-RYMZ

 

このへんが12380円で・・

でもメンズサイズだけか。

 

レディースサイズなら

このカラーで11580円。

ホカ(HOKA)(レディース)ランニングシューズ クリフトン8 オレンジ 1119394-FBLN スニーカー 厚底 プレート ジョギング 部活 マラソン

 

 

まあ・・・・

なにが言いたいかって

 

クリフトンの新作の値段が

20900円にまで跳ね上がったんです。

(2月15日発売)

 

クリフトンがゴアテックスでもないのに

2万越え????

 

公式はうまく隠してるな・・・。

 

いやいやいやいや

いくらなんでも定価から2000円アップって

なかなかきついですよ。

 

4年前の初めての出会いが

12000円。

以降ニューモデルのたびに

2000円アップって・・・。

 

クリフトンはマジでいいモデルです。

世界情勢もあるでしょう。

 

でも2万超えだと買いません。

買えません。

 

ちょっとこの値段はドン引きですね。

ホカ・オネリストも潮時かも。

 

しかしクリフトンと

ほぼほぼ同じクオリティの靴を

2足は知っていますし

当然そっちを推します。

 

ひとまず────────。

旧モデルがこの値段でいるうちに

欲しい方は買っときましょう!

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

それではまた明日!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

はいおつかれー。

バー「どん底」へようこそー。

ジントニック

Toby Cecchini’s Gin and Tonic Recipe | PUNCH | Recipe | Gin and tonic ...

 

まだまだビールには遠いねえ。

 

残雪は少なかったけど

日陰のアイスバーン

あちこちで老いも若きも転んでたな・・。

 

しかし子供という生き物は

なぜいつの時代でも

長靴を遠くに飛ばすのだろう。

 

どっかの国か地方で

そんな選手権があったような。

 

スーパーの店員さんもたいへんだなあ。

マニュアルなのかもしれないけど

シニアが買い物してレジ通して

ヤバそうだったら袋に詰める台まで

サポートするのね。

 

あれ一日に何十件もやってたら

腰にくるよ。

 

クレジットカード落とすシニアもいるし。

気付いて拾ったのは俺なんだけど・・・

「落としましたよ、マダム」といって差し出したら

「それは!私のおおお」って

瓜二つのマダムがうしろから。

阿佐ヶ谷姉妹かよ。

 

 

よっしゃ書いた!

 

おやすみ────────☆