革靴=75センチ。
スニーカー=120センチ。
バッシュとブーツ=180センチ。
で99%間違いない。
こんばんわコマツです。
暗記科目です。
絶対テストに出ます。
もう今日何回これ言ったことか。
だから書くんですが、
「革靴の紐ください」
「(おっ優等生!)何センチですか?」
「えっ」
「えっ」
コ「・・・革靴ですか?」
客「はい」
じゃあ75センチなんです。
テストに出ます。
出します。
暗記科目です。
文科省にメール送ります。
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設計やってた時から
まあまあ不思議だったんですが
革靴って、
外羽根でも内羽根でも
紐の長さは
なんでか75㎝にぴたっと収まる。
①
②
③
④
①②③④、
現物見てませんが
ぜーーーんぶ紐は75㎝のはず。
(①と④
ダブルでメーカー当てた方には
100万ペソ差し上げます。)
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型紙切るときって
人それぞれですが、
私は木型に直接じゃなくて
当時の師匠から教わった
「袋」
(紙アッパーののっぺらぼう)
から線を引き始めます。
半面型を木型にかぶせて、
手で釣りこんで、セロテープで固定。
シワが出来たらカッターで切ってつめて固定。
わかりやすすぎる立体裁断。
20年前の会話。。。。
新しいラストができたら、
師「コマツ、袋つくって」
コ「りょ」
みたいな感じでね。
そのあと5割の確率で
師「コマツ!だめだまにあわねえ!」
コ「あ、じゃあ俺線引きます」
って感じでけっこうやらせてもらいました。
今は知らんけど、当時はセンスこそが全て。
そしたら・・・
どうやっても紐が75センチになる。
これ、なんなんすかね。
書きながら思い出しましたが
なんていうか、
「黄金比率」ってあるんですよ。
もちろんチャッカブーツなんかは例外ですが
(2穴=45センチ
3穴=60センチ)
外羽根も内羽根も、
うまくいったやつは絶対75センチの紐になる。
当時はシューフィッターの資格も持ってませんし
足の骨の形などどうでもよかった。
締め切りこそが全て。
最短距離は「一発OK」。
他にはない。
そしたら、60センチも80センチも
絶対通らない・・・・ッ!!
(=徹夜・・・・・ッ!!)
・・・ざわ・・・・・ざわ・・・・
まあまあ裏方ではこんなことが
確実に今でも起きてるはずです(笑)。
だーかーらー、
革靴の紐は75センチ。
スニーカーはまちまちですが
90センチだとだいたいアウト。
120センチにしときましょう。
靴紐買いたいときは、
一応長さ計って。
「自分で計ったら79センチだったんですけど・・」
って言われたら
「それ伸びただけで75センチのはずです」
って答えますから。
本題終了!
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ご褒美タ――――イム!
【今日のおすすめの1足】
「ジョージコックス」。
4万~6万くらい。
ロックしようぜ。
高いでしょ。
バカなんですこのメーカー。
だれもこだわってないのに
ずーーーーっとグッドイヤー。
イギリス製。
何らかのかたちで靴にたずさわってる方、
これ安く作ろうと思えば
なんぼでも安くできるってわかるでしょ。
たとえば・・・
・セメント製法にして
・クレープは合成ゴムにして
・ライ二ングは合皮一択
・なんならアッパーも合皮でいいじゃん
・工場はバングラ
できるんです。
この条件だと・・・(電卓叩く)
1万円でぼろ儲けよ。
でもやらないんだな。
そこがいい!
ビートルクラッシャー!
こうみえても
もともとは農家の方が害虫を
見つけ次第踏みつぶし駆除するための靴です。
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あー。
そろそろエアベースの練習時間ですので、
また明日!
ロックしようぜ!