元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

219 靴修理の限界はここ。

こんにちは。

ちょっとまたイレギュラーに

【今日のおすすめの1足】を先に

持ってきます。

本題がかなりニッチなので。

【今日のおすすめの1足】

On Cloud Waterproof 

17,380円。

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基本、水弾きます。

かなーりタイトなので、普段ナイキや

NBはいてる人ならハーフサイズ上が必須。

できれば店頭で試して、安いネットで買うのが

ベター。

ただ、木型はうまく計算されてるので

ガチンコで走る人以外なら

だいたいの人にフィットするはず。

ここのメーカー、必ず靴紐が

2種類ついてきて、「ガチンコで走る」人は

ノーマルの靴紐を、こんな風にきちっと締めて

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そうでもない人、

あるいはなんらかのトラブルがある人には

ゴム紐をこんな感じで

 

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「だらっと」通すことが選べます。

これいいですよね。

個人的な推しは

「ウォータープルーフ」。

何種類かありますが、

チューブが小さい方がソフト。

女性や、細い男性向き。

体重が80超えてきたら、

でかいチューブがいい。

メンズ↓

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「どこのメーカーかわからない」

不気味さが、いい意味でonにはあります。

ホカオネは徐々にバレ始めましたが、

「on」っていうメーカーって聞いたら

安田顕が唯一無二と言われる理由!水曜どうでしょうからは想像が

どっちかっていうとこれ連想します。

知らない方は「水曜どうでしょう」で

ググってください。

最初の入り口は「クリスマスパーティー」が

無難でしょう。

・・・・・・・・・・・・・・・・

さ、

本題いきましょう。

「靴修理でどこまで直るのか」。

んーーーーーーーー。

だいたいは直りますが、

正直やりたくないとか、

割に合わない修理もあります。

腹をわって話そう。

割にあう、しかもwin-winな修理

唐突ですがベスト3。

3位:靴みがき

あ、いきなり修理じゃないですね。

でもね。

街なかで、磨き屋さんみないでしょ。

ググらないと出ないでしょ。

今は、けっこうな修理屋が500円~

1000円くらいで簡単な靴みがきやってます。

時間は5分。ハイブランドなら15分。

単純にクリームが浸透する時間差です。

あ、鏡面はやりません。

いや、頼まれればやりますけど。

恥ずかしながら鏡面できるリペア職人は

100人に一人くらいでしょうか。

はいはいはい!コマツはできます!

・・・なのでいろんな店から20足くらい

ごちゃっと持ち込まれるんです。

ギャラ、あげてくれ。(絶賛交渉中)

というか、ツイッターとかみたらみなさん

お上手じゃないですか⁉(逆ギレ)

副業として手伝ってください・・・。

2位:新品のソール貼り。

こんなの慣れです。

新人だって、2年たったらルブタン貼れます。

3年でマルジェラ貼れます。

3年たってダメな奴は・・ダメ。

失敗したら弁償するだけですが、

そこのプレッシャーを越えれるかどうか。

本当それだけです。

1位:ピンヒール。

接着剤がいらない。

古いヒールを抜く。高さ合わせる。

新しいゴムを叩いて入れる。削る。

ホコリを払う。

・・・・で、1分。

あんまり早いと「雑だ」とか言われるので

3分くらいは時間かけますが。

でも実際はマノロやルブタン等の

ハイブランドだと、「削らなくていい」

ドンピシャ(昭和)なゴムがあるんです。

原価高いですが。

なので、どんなに慎重にやっても両足で1分は

ざらなんです。美味しいです。

同率1位:ウオーキングシューズのカカト。

これ忘れてた。

ぺダラ、ヨネックス、ボンステップが多いんですが

メーカーに出すとオールソールしかできないので

2か月くらいかかるし値段も1万は余裕で越えます。

修理屋ならピンポイントで出来るので

これ・・アイフォン5Sで撮影してた頃だ。。

なつかしい・・。

ま、こんな感じで10分で直ります。

1500円。

意外と喜ばれるんです。

作業もやってて楽しいですしね。

・・・・・・・・・・・・・・

割に合わないリペアワースト3。

やりますよ?

でもカネかかるわりにお互い出来上がりを見て

不穏な空気が流れます。

【ワースト3位】

靴のクリーニングという名の厚化粧。

靴クリーニング|靴・バッグの修理・クリーニングなら靴専科

カビが生えたら、磨きだけでは対応不可。

で、工場に送って丸洗いして、

それでもカビ跡が残る場合は

「顔料」(ペンキ的なもの)で

がっつり上塗りします。

一見キレイですが、雰囲気が合皮感しかない。

ヌメ革はビニールのように。

カーフはクラリーノのように。

サルトルのブーツはゴム長のように。

お値段も1万以下はありません。

いや、ちゃんとお客さんには説明しますよ。

「かなり質感が変わり、安っぽくなります」

「ベターってペンキを塗った感じになります」

って。

同意書ももらいます。

それでもお客さんの中には

「そこまででもないでしょ。この値段だし。」

と勝手に解釈される方があとをたたない。

そして無事クラリーノ仕上げになって

渡す時に「返金しろ!」と騒ぐんです。

どうぞお騒ぎ下さい。

同意書はこちらがもってますから。

ぶっちゃけですが、白カビならまだしも

がっつり根の生えた黒カビなら、捨てた方がいい。

です。

【ワースト2位】

ヒールカット。

たとえばここに6センチヒールがあります。

「3センチ切って頂戴!」ってマダムが

週一はご来店されます。

できますよ。

ただ・・いったん切ったらもとには戻せないし

3センチ「ヒールをカット」はそのまま

3センチ「つま先が反りあがる」ことでもあります。

後ろにひっくり返るか、

アキレス腱が切れます。

なのでまたここでも同意書。

で。

90%もめます。

「こんなふうになるなんて思ってなかった!」

「普通職人なら考えたらわかるでしょ!」

「こんなので歩けると思ってるの!」等々。

知らんがな。

同意書はこちらにあります。

あと、さんざん説明して聞き流しましたよね?

美容院じゃないんだから。

3センチって言われたらノギスで計って

3センチ切りますって。

コマツは「1センチでも、ほら、こんなに

かわりますよ?大丈夫ですか?」って

言っときます。

でも。

3センチBBAには通用しませんね。

ビバ・同意書(昭和)。

【ワースト1位】

ファスナー修理。

コマツは全部断ってます。

腕がどうというより、

わりに合わなさすぎる。

拘束時間が長すぎる。

専門用語で申し訳ありませんが、

「さらいしろ」がないのにどうやって

縫えと⁉

一応10回くらいはやったことありますが。

自称ファスナー修理の達人の修理を見ても、

「あー・・頑張ってもこの程度なんだー」

としか思えませんでした(失礼!)。

あの労力で1万は安すぎる。

しかも会社勤務なので、1万がまるまる

ギャラにはなりません。

やってらんない。

どうかみなさん・・・・・

靴でもハンドバッグでも、ファスナーには

月に1回はリップクリーム塗ってあげてください。

金属ファスナーなら月2回。

ファスナーが壊れたら不幸になるのは

あなただけじゃない。

・・・・・・・・・・・・・・

個人差はありますが、

会社をまたいでアンケートとっても

ベストとワースト、それほど

大きな差はないと思います。

グッドイヤーのオールソールなんかは

好きなんですが、めっきりこなく

なりましたからね。

機械もすっかり機嫌悪くなっちゃいました。

革底を街中の修理屋で直す時代は

3.11を境にほぼ絶滅しました。

なので、本格靴のリペアは

郵送ででもなんでも、「革底専門」のとこに

送った方がいいです。

でも、正直あんまり靴修理ってわかんない

世界ですよね。

そんなときには「ぶっちゃけ職人」の

コマツあてに、このブログのメッセージか

ツイッターでご相談ください。

それではまた明日!