こんばんは。
靴修理人 兼 シューフィッター 兼
靴マニアのコマツです。
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寒いっすね。
私は今週とある県に出張だったんですが、
いろんな制約があり、スーツでした。
1年半とかぶりにネクタイ締めました。
足元は20年来の相棒のカントリー。
ドーピングでインソールにシダス。
ひさしぶりに硬い靴もいいですねー。
とか言いたいんですが。
足、痛っっっっづあ（笑）。
帰りの新幹線ではニューバランス履いて
帰りました。。。。。。
じんじんとほてって疼く人妻の肌のような、
・・・いやちがうなこれ。
じんじんとシンプルに痛い
足をさすりながら思いましたね。
つくづく思ったのは、たぶんヨーロッパの
石畳ならこんなに疲れないんです。たぶん。
石畳の凸凹がクッションになりますから。
翻ってアスファルト。
「似て非なる」とはよく言ったもんで、
イギリスでもドクターマーチンの人気の歴史は
アスファルトの普及に比例しているとは
心底理解できます。
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で。
全然話変わりますけど、某ショップで
これ見たんす！
そして履きました！
FURY CHELSEA BOOTS
11,880円。
（店頭価格は13,200円。）
黒だとよく分からないですねー。
ネットでアイボリーみつけました。
画像わかりやすいんでみてこれ。
みてみりん（出張先で教わりました）。
紹介しといてあれですが、
アイボリーは・・誰が買うんだろう？
黒を買いましょう黒を！。
これ、いいです。
スーツにフツーに合います。
（パンツは黒じゃなきゃ変ですが）
メレルのジャングルモックより軽く、
なにげに天然革。
オイルレザーなので、雨には強い。
磨けば光る。
サイドゴアなので、靴ベラいらない。
あ、モデル名についている
「チェルシーブーツ」って、
日本でいうサイドゴアブーツですが、
イギリスだとたしかにそういいますね。
あるいは「サイドエラスティック」とか。
「サイドゴア」はアメリカよりなんすかね。
よく知りませんが。
とにかく。
これは・・・・いいですよ。
履き口が狭いのが、フィットするかどうか
わかれるところですが。
履き口が「つきささる」人なら
やめときましょう。慣れとかありませんから。
にしても12,000円って・・・
オリジナルより全然安い。
皆さんご存知のオリジナルがこれ。
原価なんかオリジナルはモトとれてるから
たぶんですけど・・
原価500円いかないでしょう。
根拠①抜き型がある
根拠②ソールもパターンが出来ている
根拠③なんせ25年もつくってるんで、
マニュアルが完璧に出来ている
＝人件費が浮く
中国のリーさんに習ったことです。
北京オリンピックの前夜でしたが、
今でもおおかた変わってないでしょう。
中国からベトナムに工場が変わっただけ。
施設云々を考えても、定番品なら
600円以上はない、と推測します。
これでも大甘な計算です。
素材ちがいで20円プラスくらい。
そこから流通費、若干の関税、
広告費（もはや広告の必要がありませんが）
パチパチパチ（そろばんの音）
おっと。
いや、そんなことはどうでもいい。
何言いたいんだっけ？
あ、そうそう。
アッパーのデザインが変わるだけで、
実はめちゃめちゃ
原価あがるんです！
そろばん上の計算だと①と③が狂ってきますから。
あと広告費が数億円。
となると、本当はリーボックとしては
20,000円は設定したいところ。
それがなんで定価でほぼ半額なのか。
たぶん大きく外れてないと思いますが、
シーズンものだし、
売れなかったら捨てるしかないし、
そもそもコロナで大赤字なのに
なにかしら新鮮なネタを提供しないと
ドル箱の「ポンプフューリー」自体が
売れなくなっちゃいますからね。
だからこの値段なら買いです。
2万でも売れると思うんですけどね。
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ちょっとそろばんを横に置きましょう。
すっ。（正座）
履き心地の話です。
ポンプフューリーだ！
以上。
もっと重いかと思った。
ポンプフューリーあるあるで、
ソールがセパレートしてるもんだから
「下りの階段でガガガっていきそうになる」
以外は、100点です。
「フューリーライト」とか、
「ポンプフューリー２」とか、
「ソールフューリー」のような
黒歴史には残りません。
アッパーにポンプがついてないでしょ、
とかいう人、いないと思いますが
じっさいあれで空気を入れてる人、
中二病の患者以外みたことあります？
女性の方にもおすすめ。
外反母趾・内半小趾、関係ありませんから。
若干タイトなわりに、面であたります。
悩んでる人なら、これで通じるはず。
意外とカカトのボリュームも小さく
カポカポ脱げたり・・あんまりしません。
ポンプフューリーはいて大丈夫なら、
これも大丈夫。
サイドゴアのゴムがびよーんって
伸びきるのが不安なかたも、大丈夫。
伸びきったら、そこで寿命です。
3年はいけるでしょ。
なんなら革靴だって、サイドゴアが伸びきって
修理に出したら2万はいきますから。
修理に1か月はかかりますしね。
ということで、気になったらポチリましょう。
まあまあなブーツは出してるんですが、
「まあまあ」なんですよ。
おっ！っと思っても3万とか5万とか。
なので今回ばっさり切り捨てました。
アディダスのブーツに期待してる方々、
今シーズンはダメっす。
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【今日のおすすめの1足】
きのうの「タンジュン フリース」だの、
今回の「ポンプフューリーのブーツ」だの
そんなんじゃ全然おっつかん（怒）!!
という北国の方々。どうどう。
逆にこれ履いたことある
（逆ギレ）
キーンの！名作「ユニーク」のブーツ！
【キーン UNEEK SNK CHUKKA WP】
17,050円。
あれ？なんかめんこいんでないかい？
って口走ったあなた。
お里が知れましてよ・・（私の故郷だ）。
いやこれ、いいですよ。
雪下ろしには向いてませんが、
普通に日常履き～スキー場までなら
事足ります。
防水性はあまり期待しない方がいい。
あくまで、「対：雪」。
ムラサキスポーツとか、ゼビオあたりで
「どれがいんだべ・・」って思ったらこれ。
それではまた明日！
