そもそも靴修理屋って近づきがたいですよね。
っていう話をきのうしました。(完全攻略法も書いたので、ぜひ読んでください!)
イメージ的には、
おっさんがぶっきらぼうに上から目線でエラソーなこと言って、
値段もあいまいで、気分悪くなって帰る・・
というパターンが頭をよぎりませんか?
正解です(笑)。
全員じゃありませんが、
8割くらいの靴修理人はこのパターンです。
やっぱりこんなニッチな商売はどうしても社会不適合者(わたしもです)が
ながれつく場所でもあるので、
腕はヘタなくせに
くわえてコミュ障(私だ・・・)が多いのは完全に事実です。
それに、靴が好きでこの商売えらんだ人間なんかそうそういません。
(私は好きではいりましたが・・)
信じられないかもしれませんが、
何十年やってようが、99%の職人の靴の知識はあなたとそう変わりません。
タクシードライバーが車好きとは無縁と一緒です。
なので残念ながら、アタリの店が極端にすくないのも特徴です。
その少ない店をみわける方法は、
単純に、店がぱっとみてキレイかどうか、です。
もうマジでこれだけです。
ぱっと見でキレイな靴修理屋ってめちゃくちゃ少ない。
百貨店にはいってようが、地下鉄のそばでやってようが、無関係です。
「そうじと接客と技術」っておもしろい関係なんです。
使う脳の部分がまるっきりちがいますから。
一番脳をつかわないのは、技術。手が勝手に覚えます。
つぎに脳をつかわないのは、接客。慣れですから。
そうじ・・・これだけは毎日、毎回意識しないと習慣づきません。
断言しますが、店がキレイなだけでそこの店員は頭がいいです。
頭がよければ靴修理なんて余裕な仕事です。
コミュニケーションもとりやすいので、トラブルも少ないでしょう。
スタッフが何人かいる店なら、職人のレベルにも差はあります。
これも同じことで、アタリの職人をあてるのはめちゃくちゃ簡単。
「エプロンがキレイかどうか」
「手がある程度きれいかどうか」
だけで判断できます。
技術がある人間ほどエプロンをそもそも汚さないし、
キレイな修理をするには汚い手では作業できません。
なんかきたねえな、という店員にはつき合わないことです。
ラーメン屋と違って、きったない店に腕のいい職人がいる可能性は、
靴修理にかぎってはかぎりなくゼロです。
ご参考になればと思います。
ではまた明日!