元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

36 うんことハイヒール

ルイ14世のおまる

ハイヒールを最初に履いたのはフランスのルイ14世です。当時のパリは上下水道が管理されてなかったので、トイレは「おまる」でした。って話はきっとどこかで聞いたことがあると思います。

レプリカですが、ルイ14世のおまるです。

庶民もおまるに用を足して、翌朝窓から道端に投げすてていました。糞尿だらけですし、チフスも広がります。ところで、糞尿の山から足を守る為に開発されたのがハイヒールです。ハイヒールという言葉がなかったので、カブカブと呼ばれていたようです。

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花魁の高下駄、という方が近いですね。でもこれ絶対こけますよね・・。

②糞尿の街からヴェルサイユ宮殿へ。ハイヒール爆誕

パリがあまりにうんこだらけなので、ルイ14世が郊外にヴェルサイユ宮殿を作ったのは有名です。ただし、結局ヴェルサイユ宮殿もうんこだらけになってしまうんですが・・。

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うんこからまあまあ逃れて、美しさに走るわけです。上の写真はルイ14世も履いたっぽいその時代の「男性用の」ハイヒールです。えっでもこれサテンで白だし、うんこが付いたら(以下略)。

ともかくハイヒールとタイツの脚線美は男性の象徴でした。

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少し経って女性もハイヒールを履くんですが、庭先ではばかりなく用を足せるようにドレスはふわっとして足元まで隠せるタイプが相当先まで続きます。

③雑学。

もううんこうんこ言っちゃってるんで話ついでですが、うんこの悪臭対策に花開いた香水文化。今でも、あの香りの中に「スカトール」(スカトロと同じ語源?)といううんこと同じ匂いが超微量に入っています。あれが入るのと入らないので大違いらしいです。

まあなぜこんな話になったかというと、この辺の話は靴業界では当たり前の話なんですが、ごく一般の方から「なんでハイヒールなんてものがあるの⁉」という質問に答えたら「意外・・」な反応をされましたので。

では今回はこのへんで!