元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

37 瞬足とスーパースターとパンツの紐

コロナの影響で運動会が全国的に中止になりました。瞬足をはじめとする子供靴は運動会が最大の商戦だったので、メーカーの方も肩を落としていることと思います。

「コーナーで差をつけろ」←瞬足(ASAHI)

「直線勝負だ!」←スーパースター(MoonStar)

キャッチフレーズ見たとき、何とも言えない気分になりました(笑)。でも歴史というか時系列的には瞬足の方がずいぶん先だったんですね。お値段もお手頃(¥2000~¥3000台)で、子供靴業界を席捲してたみたいです。

で、私が好きな話はここからなんですよ。

一方そのころ、ムーンスターの子供靴企画室は意気消沈を通り越して無気力だったみたいで。開発の男性が半分壊れかかっていて、気が付くとなぜか手にパンツを持っていたらしく。パンツのゴムをびよ――――ん、びよーーーーーーん、と日がな一日伸ばしたり縮めたりしたいたところに、神様が降りてきたそうです。

「ゴムの力」

2秒後に「バネの力」に脳内変換され、その年、瞬足を上回るヒットになったそうです。     

っていう記事を10年くらい前にご本人様のインタビューをネットで拝読して、衝撃を受けました。で、今裏をきちんと取ろうと思ったんですが、時代とリテラシーの関係かネットで全然当時の記事が出てきません。

間違っていたらすみません。

でも、こういう話、今の時代にめちゃくちゃ必要じゃないですか?自分を追い詰めるより、パンツをびよんびよんする余裕(たぶんご本人様は相当追い詰められてたと推察されますが・・・)。

余計なことしましょう。

いらんことしてたら、なんとかなるって。

では今回はこのへんで!