最近やたらと
スペインの靴に縁があります。
今日はスペイン靴について。
現場でも気づいた時には
スペイン靴に包囲されてることも。
よくありますよね。
こんなメーカーを紹介していきます。
最初に名前出すとつまらんから
画像だけで当てれたらすごい。
ちなみに高い順です。
①
②
③
この3つに絞りましょう。
つーかなんで
ラテン民族代表みたいなスペインが
軽くてチャラい靴じゃなく
かたくて重いグッドをつくってるのか。
A:厳密にはマヨルカ島限定です。
本土は「スペイン」という意識すら
もってない地方同士の仲の悪さ(笑)
英西戦争以来、長くイギリスの文化に
影響され続け、本土はどんどん日和っていったが
マヨルカ島は別。
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さて本題いこう。
①カルミナ。
約7万~。
「ヤンコ」を設立した
ホセ・アルバラデホ氏が1991年に
「アルバラデホ」として別枠で設立。
97年に「カルミナ」に改名。
・当たり前にボックスカーフ使用
・当たり前にグッドイヤーで
ヒドゥンチャネル(ドブ伏せ縫い)
・アッパーの縫いに命を懸けており
縫い目を見せない「レベルソ縫い」
(日本だと「無双縫い」)が得意。
正直うちの店にも
数か月に一回来るか来ないかの
間違いなく超高級品。
トウスチールか
ハーフソール+鏡面は
やった覚えがあります。
試し履きはさせた頂いたことがありますが
・・・・・無難。
履き心地よりは
「魅せる」方に重きを置いてますね。
艶がやばい。
ぶっちゃけヒールもう少し
小さくならんかな。
ここまでアッパーに凝るなら
せめてこのくらいまで
ヒールはちっちゃくしてほしい。
育て度
☆★★★★
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②ヤンコ。
ヤンコ モンクストラップ ダークブラウン(YANKO 14446 DARK BROWN)
5万円前後。
これは週一で来ます。
とりあえずヒール。
とりあえずハーフソール。
かなり庶民寄りの
リペアが多いですね。
鏡面もやったことないかも。
「実力主義」という言葉が
このメーカーには似合う。
使えればよし。
オールソールも幾度となくしましたが
革底でもビブラムでも
ダイナイトでもリッジウェイでも
全部にちゃんと絡みます。
唯一改善してほしいのが
オリジナルのハーフソールの境目。
「半カラス」をイメージしたのかもだけど
ここからソールが割れる。
ちょっと欲かいたかもね。
履き心地・・・・・無難。
ただヒールのトップリフトのゴムが厚い。
スコグレと同じ厚み。
ガンガン歩いてもリペアの頻度は少ないでしょう。
育て度
☆☆☆★★
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③バーウィック。
これで21000円ってヤバくない?
ヤバいんですよ。
しかもアッパーは「デュプイ」。
さすが飛ぶ鳥をなんとやら。
履き心地・・・・一番いいかも(滝汗)。
数年前までは、正直クオリティは低かった。
オールソールしようとしてバラしても
「出し縫い」と「すくい縫い」が交差してたり、
オリジナルのヒールピッチがもう。。。。
この数年で全部が変わった。
なにがあったかは知らんし興味もない。
ただ言えるのは
「スペイン代表」のみならず
「グッド代表」でも
コスパの割のクオリティの良さで
・スコグレ
・ジャラン
に肩を並べる。
3年たったらどーなるんだろうな。
こわ!
育て度
☆☆☆☆★
すべてはあなた次第です。
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①②③ぜんぶ共通してるのは
「やさ男」には似合わん。
わっかやすくリーガルでたとえると
「ザ・リーガル」こと
「2235」が似合う男は
スペイン靴が絶対似合う。
体重は70キロ以上。
ふとももとケツもデカい方がいい。
腹はでててもいいから
胸板と二の腕は厚くなきゃダメ。
独断と偏見ですけどね(笑)。
本題終了!
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【今日のおすすめの1足】
せっかくってわけじゃないが
スペイン靴で締めよう。
ボントレ
「ビットモカシン」。
2万前後。
スペイン製。
ご婦人におすすめ。
品がある。
メンズもありますが
この雰囲気はご婦人向き。
GUにもオデッテオディーレにも出せない。
賛否両論ありますが
靴の世界の流行を決めるMICAMが
去年推してたスタイル&メーカーですから。
品はほしいけどグッチはちょっと・・・
という方にはおすすめです。
コスパもクオリティも100点。
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それではまた明日!