毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

1242 革は楽しいのか

 

おつかれさまです

こまつ@shoes_komatsuです。

 

超脱力回です。

短いです。

 

きのう・・というか

実は5分前まで

なかなかの暴論書いたじゃないですか。

(これ書いてるのが9月1日)

 

まああれはあれで

正論だと思ってます。

汚い靴は、なんか悲しい。

 

そして靴磨きは、楽しい。

 

「めんどくささを楽しむ」って感覚

たしかに靴磨きにも

靴づくりにもあります。

 

本当に手入れされた革靴って

有無を言わせない

圧倒的破壊力があるんです。

 

「これ履いちゃっていいの?」

からはじまり

「履いたら超ラク

からの鏡を見て

「これが・・・私?」

 

・・・

 

革靴の沼って

こうやって落ちるもんです。

 

さらに「クリームの香り」

として嗅覚にもくるし

「ブラッシングの音」

に至っては

プロの技を目にすると

たちまちASMRの世界です。

 

私を革靴の世界に引っ張りこんだのは

この写真です。

 

 

 

30年近く前のとある雑誌に

モノクロで載っていた

エドワード・グリーン

 

ネットが普及した今でこそ

「鏡面磨き」なんて

ポピュラーな存在ですが

はじめてこの写真を見たときは

わけがわかりませんでした。

 

え?革?え?これが?

 

革は磨けば光るって

リアルには知らなかったんです。

 

それまで革靴って

なんとなく「ハルタのローファー」

くらいしか頭にありませんでしたし

 

地方育ちだったんで

革靴といっても身近では

「革か、合皮か」

の二択しかないと思っていました。

 

「靴はつくれる」って

2秒考えればわかりそうなもんですが

この写真のおっちゃんは

怖い顔してなにしてんの?って

思いましたね。

(カカトの高さのずれがないか

調べてます)

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