![](https://shop.r10s.jp/tannemi/cabinet/health/health21/truefeet01.jpg)
こんにちは。
靴修理人 兼 シューフィッタ― 兼
靴マニアのコマツです。
ネットで直接買うと、サイズが不安ですね。
私がやってる方法。
実店舗にいって、カラーはどうでもいいから
同じモデルを3サイズくらいはき比べます。
で、ネットで買う。
まちがいないですよね。
スニーカーならこれでまず問題ありませんが、
問題なのは革靴やパンプスと、
限定モデルのような
試し履きできないようなスニーカー。
・・・残念ながら、
ネットでいきなり買って
100%フィットできる技術は
むこう20年はないと断言します。
理由はのちほど。
〇日間、サイズ交換可能!ってうたっていても
返送の手間が100倍めんどうですよね。
ネットでの「スタッフが履いてみた」的レビューも
ほとんど役にたちません。
170万(!)するこんな機械も、
![](https://shop.r10s.jp/tannemi/cabinet/health/health21/truefeet01.jpg)
一流アスリート以外、なんの役にもたちません。
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なんでネットでフィッティングの技術が
できないと断言するのかというと、
足って、五感の中で「味覚」と同等くらいに
超優秀なセンサーなんです。
とにかくデータの量が多すぎる。
骨。体重。脂肪率。歩きぐせ。
そして神経。
靴の中にわずかな小石がはいっただけでも、
全員が靴脱いで、とりだすでしょ。
靴下のたるみも気持ちわるいでしょ。
座ってはいた時と、
立ってはいた時と、
歩いてみた時と、
走ってみた時の感触、
ぜんぶちがうでしょ。
ヒザとか腰にトラブルかかえてるひと、
巻き爪のひと、
古傷かかえてるひと。
同じ体重で同じ靴はいても、
全然はきごこち、ちがうでしょ。
ZOZOマットはものすごく革新的でしたが、
うまくいった人の方が少ない。
だから、
AIがどんなに発達しても、
現物をはかずして100%フィットする技術は
むこう20年はムリだと断言します。
サスティナブルが流行ってるので、
いっそのことみんな草鞋(わらじ)をはけば
全部解決しちゃうんですが。
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そしてかなりの人が
「実店舗で、実物をじっさいはいてみて」も、
革靴やパンプスだとネット並みの
ミスをおかします。
罠①
自分のサイズの先入観。
だいたいここで失敗します。
以前もお話ししましたが、
メーカーは
実寸なんか測っちゃいません。
A社とB社とC社の24.5㎝はぜんぶちがいます。
幅も、JIS規格なんかまもっちゃいません。
罠②
シューフィッタ―の存在。
シューフィッタ―をまんま信じちゃダメです。
あくまでも「参考程度」に使いましょう。
私のような変態でないかぎり、
「足ははかるけど靴ははからない」。
「幅ははかるけど、かかとカーブははからない」。
「はいてフィットしても、歩き方をみていない」。
「靴をみた瞬間に、木型がイメージできない」。
「話が長い」。
まだまだ未熟な存在なんです。
靴修理のベテランとか、設計してる人を
同伴できれば最高なんですがねえ・・・。
あっ。
このビジネス、自分でやってみようかな。
(メモメモ・・・・)
罠③
妥協点がわからない。
その靴を何時間はくのか。
かなり歩くのか。
しまいっぱなしが多いのか。
痛みに敏感か鈍感か。
むくみの増減がどれくらいあるか。
むくむのは朝なのか、夕方なのか。
・・・・・・・・・・・・・・・
結論。
この2020年でも、
「目をとじて履いた時の直感」。
これしかない。
なんだ、と思うでしょうが、
意外と直感を研ぎすますのが
正解への最短距離です。
はいた瞬間、数万というデータが一瞬で
脳に送られます。
それが「直感」です。
サイズの数字。
シューフィッタ―やレビューのノイズ。
思い込み。
勇気を出して、全部ガン無視してください。
そして、なんども失敗してください。
オーダーメードしなくても、
必ずフィットした靴に出会えます。
あ、
あと私のような「つかえるマニア」を
最大限、活用してください。
足と靴の無料相談、ブログでも
ツイッターでもやってます。
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【今日のおすすめの1足】
メレル ジャングルモック
「アイスプラス」
¥17,000前後。
![](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/tadasports/cabinet/merrell2/me17093002.jpg?_ex=400x400)
![](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/tadasports/cabinet/merrell2/me19103003.jpg?_ex=400x400)
![](https://thumbnail.image.rakuten.co.jp/@0_mall/tadasports/cabinet/merrell2/me17093002c.jpg?_ex=400x400)
![](https://image.rakuten.co.jp/tadasports/cabinet/merrell3/vibram-arctic-grip.jpg)
メレル ジャングル モック アイス プラス メンズ ガンスモーク MERRELL JUNGLE MOC ICE + メンズ ウィンターシューズ 撥水 vibram ヴィブラム 冬用ソール 37829 楽天で購入 |
メレル ジャングル モック レザー ウォータープルーフ アイス プラス メンズ ブラック MERRELL JUNGLE MOC LEATHER WATERPROOF ICE + メンズ ウィンターシューズ 撥水 保温 vibram ヴィブラム 冬用ソール 33595 楽天で購入 |
メインのテーマつながりですが、
靴ってパーツが少なければ少ないほど
フィットします。
究極はこれでしょう。
外反母趾も、ヒザ痛も、
歩きぐせも、かかとカーブも、
足の幅も
あんまり関係ないというおっそろしい靴。
万人に80%くらいの確率で
フィットします。
ややカカトがゆるいかな、と思いますが
スリッポンなんでそのへんは
ざっくりみてください。
歩いていて靴が吹っ飛んでいったりはしないはずです。
そしてこのアイスプラスは
おなじみのジャングルモックと同じアッパーですが
ソールが滑りません。
たぶん、スケートリンクにぽいっと
投げ出されても、転べないはずです。
しかも減りづらい。
お値段はノーマルよりちょっとお高めですが、
ころんで骨折して入院して・・・・・
って考えると、ぞっとしませんか?
そしてこのジャングルモック、
日本津々浦々、けっこうどこにでも置いてるので
フィッティングが容易。
ノーマルモデルとアイスプラス、
まったく同じサイズ感です。
ABCマートならレディースサイズもメンズも
ほぼ100%おいてます。
アイスプラスモデルだと、大型のスポーツ店か
アウトドアショップにあります。
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それではまた明日!