毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

235 ネットでのサイズ問題。意外ですが、実店舗でもおなじです。

こんにちは。

靴修理人 兼 シューフィッタ― 兼

靴マニアのコマツです。

ネットで直接買うと、サイズが不安ですね。

私がやってる方法。

実店舗にいって、カラーはどうでもいいから

同じモデルを3サイズくらいはき比べます。

で、ネットで買う。

まちがいないですよね。

スニーカーならこれでまず問題ありませんが、

問題なのは革靴やパンプスと、

限定モデルのような

試し履きできないようなスニーカー。

・・・残念ながら、

ネットでいきなり買って

100%フィットできる技術は

むこう20年はないと断言します。

理由はのちほど。

〇日間、サイズ交換可能!ってうたっていても

返送の手間が100倍めんどうですよね。

ネットでの「スタッフが履いてみた」的レビューも

ほとんど役にたちません。

170万(!)するこんな機械も、

 

 

一流アスリート以外、なんの役にもたちません。

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なんでネットでフィッティングの技術が

できないと断言するのかというと、

足って、五感の中で「味覚」と同等くらいに

超優秀なセンサーなんです。

とにかくデータの量が多すぎる。

骨。体重。脂肪率。歩きぐせ。

そして神経。

靴の中にわずかな小石がはいっただけでも、

全員が靴脱いで、とりだすでしょ。

靴下のたるみも気持ちわるいでしょ。

座ってはいた時と、

立ってはいた時と、

歩いてみた時と、

走ってみた時の感触、

ぜんぶちがうでしょ。

ヒザとか腰にトラブルかかえてるひと、

巻き爪のひと、

古傷かかえてるひと。

同じ体重で同じ靴はいても、

全然はきごこち、ちがうでしょ。

ZOZOマットはものすごく革新的でしたが、

うまくいった人の方が少ない。

だから、

AIがどんなに発達しても、

現物をはかずして100%フィットする技術は

むこう20年はムリだと断言します。

サスティナブルが流行ってるので、

いっそのことみんな草鞋(わらじ)をはけば

全部解決しちゃうんですが。

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そしてかなりの人が

「実店舗で、実物をじっさいはいてみて」も、

革靴やパンプスだとネット並みの

ミスをおかします。

罠①

自分のサイズの先入観。

だいたいここで失敗します。

以前もお話ししましたが、

メーカーは

実寸なんか測っちゃいません。

A社とB社とC社の24.5㎝はぜんぶちがいます。

幅も、JIS規格なんかまもっちゃいません。

罠②

シューフィッタ―の存在。

シューフィッタ―をまんま信じちゃダメです。

あくまでも「参考程度」に使いましょう。

私のような変態でないかぎり、

「足ははかるけど靴ははからない」。

「幅ははかるけど、かかとカーブははからない」。

「はいてフィットしても、歩き方をみていない」。

「靴をみた瞬間に、木型がイメージできない」。

「話が長い」。

まだまだ未熟な存在なんです。

 

靴修理のベテランとか、設計してる人を

同伴できれば最高なんですがねえ・・・。

あっ。

このビジネス、自分でやってみようかな。

(メモメモ・・・・)

罠③

妥協点がわからない。

その靴を何時間はくのか。

かなり歩くのか。

しまいっぱなしが多いのか。

痛みに敏感か鈍感か。

むくみの増減がどれくらいあるか。

むくむのは朝なのか、夕方なのか。

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結論。

この2020年でも、

「目をとじて履いた時の直感」。

これしかない。

なんだ、と思うでしょうが、

意外と直感を研ぎすますのが

正解への最短距離です。

はいた瞬間、数万というデータが一瞬で

脳に送られます。

それが「直感」です。

サイズの数字。

シューフィッタ―やレビューのノイズ。

思い込み。

勇気を出して、全部ガン無視してください。

そして、なんども失敗してください。

オーダーメードしなくても、

必ずフィットした靴に出会えます。

あ、

あと私のような「つかえるマニア」を

最大限、活用してください。

足と靴の無料相談、ブログでも

ツイッターでもやってます。

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【今日のおすすめの1足】

メレル ジャングルモック

「アイスプラス」

¥17,000前後。

   メレル ジャングル モック アイス プラス メンズ ガンスモーク MERRELL JUNGLE MOC ICE + メンズ ウィンターシューズ 撥水 vibram ヴィブラム 冬用ソール 37829 楽天で購入
   メレル ジャングル モック レザー ウォータープルーフ アイス プラス メンズ ブラック MERRELL JUNGLE MOC LEATHER WATERPROOF ICE + メンズ ウィンターシューズ 撥水 保温 vibram ヴィブラム 冬用ソール 33595 楽天で購入

メインのテーマつながりですが、

靴ってパーツが少なければ少ないほど

フィットします。

究極はこれでしょう。

外反母趾も、ヒザ痛も、

歩きぐせも、かかとカーブも、

足の幅も

あんまり関係ないというおっそろしい靴。

万人に80%くらいの確率で

フィットします。

ややカカトがゆるいかな、と思いますが

スリッポンなんでそのへんは

ざっくりみてください。

歩いていて靴が吹っ飛んでいったりはしないはずです。

そしてこのアイスプラスは

おなじみのジャングルモックと同じアッパーですが

ソールが滑りません。

たぶん、スケートリンクにぽいっと

投げ出されても、転べないはずです。

しかも減りづらい。

お値段はノーマルよりちょっとお高めですが、

ころんで骨折して入院して・・・・・

って考えると、ぞっとしませんか?

そしてこのジャングルモック、

日本津々浦々、けっこうどこにでも置いてるので

フィッティングが容易。

ノーマルモデルとアイスプラス、

まったく同じサイズ感です。

ABCマートならレディースサイズもメンズも

ほぼ100%おいてます。

アイスプラスモデルだと、大型のスポーツ店か

アウトドアショップにあります。

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それではまた明日!