こんにちは。
靴修理人 兼 シュフィッター 兼 靴マニアの小松です。
きのうは紳士靴やったので、
触れないわけにもいけないので、
今日は婦人靴を値段別に紹介します。
なんで腰がひけてるかというと、
最初にいいわけをかましますが、
婦人靴は難しい。
はき心地はわからないし、
ご婦人方はデザインと直感で選ばれる方が
たいへん多い傾向があるので、
あくまでも参考までにしといてください。
これでも、現役靴修理人として10数年、
あと10年以上靴の設計はやってきましたので。
婦人靴の設計もそうとうやらせていただきました。
さ、深く考えずにさくさくやっていきますよー。
①アンダー5千円
GU マシュマロパンプス
だいたい2,500円


もう説明するまでもないでしょう。
デザインによっては
発売即完売のマシュマロパンプスです。
360°全方向にスポンジが入っています。
ハイテク合皮をつかって低価格を実現させてますが、
あまりに評判がよすぎて、発売当初は
1㎝きざみだったサイジングが、
去年あたりから0.5㎝きざみになっています。
この値段にもかかわらず、ヒールの修理は
たまにくるんですよ。
ヒールの修理だけで1000円~するのに。
やっぱり同じ靴が手に入らないからなんでしょうねー。
②アンダー1万円
なし
紳士靴の2万円ゾーンと一緒で
キルゾーンです。
③アンダー2万円
ここにくると一気に選択肢がひろがります。
ふたつ紹介します。
プールサイド
11,000~15,000円



なんせつくっているのが
あの「銀座かねまつ」です。
意外と知らない方が多いんですが、
まったく同じ工場で、木型も同じのつかって、
「かねまつ」よりちょっとずつコストを削って
でも履き心地は同レベルを実現させてます。
※「かねまつ」の実勢価格は25,000円~
こわれても、まあまあいろんな修理ができます。
アンダー2万でもうひとつおすすめ。
Odette e Odile オデット エ オディール
読めない・・。
ようはアローズです。
14,000円~



私の推しはバレエシューズです。
絶対レペット買うよりこっちを2足買った方が
いいと思います。
レペット(フランス)は、オーラはありますが・・
革底だし、ヒールのとりつけも雑で
案外もちがわるい。
オデット エ オディールはハイヒールまでつくってますが、
どれもクオリティが高い。
突出して「すごい!」というより
どれを買っても値段以上に映えます。
④オーバー3万
やめときます。
ここから先は男性が口出しする世界ではありません。
修理屋の立場から、
「これはやめとけ!」っていうブランドはありますが、
それはまた別の機会に紹介します。
それではまた明日!