おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
前置きなしでいきますか。
完全に個人の主観ですので
ご了承ください。
・・・
①メレル「モアブ3」
BEAMSでもアローズでも
ガチンコのアウトドアショップでも売れまくりですが
2年以上履くつもりならやめときましょう。
もう「モアブ2」時代から言ってるじゃん!
絶対こわれる構造なんですって!
どこがってここ!
先端の・・・
ここ。
わかります?
曲がるべきところに
謎にクロスのパーツがついていて
もれなくここが裂ける・もしくは
パンクします。
わかりやすいように「いい方の例」で
ナイキのエアハラチと比べましょう。
拡大します。
わかります?
パーツがわざわざ分断されてますよね。
ここで指と靴が曲がるからです。
比べてみましょう。
このパーツの位置で歩くたびに曲がるわけなので
数万回などというものではなく
数10万回曲がるわけです。
どうなるかイメージできますでしょうか。
ランニングシューズとトレッキングの違いはあれど
そこにあっちゃいけないパーツがあるのは
おなじこと。
リペア時代にモアブは
何10回修理したかわかりませんが
革を当ててミシンで縫うしかできないので
見た目も最悪、ゴアテックスも貫通するから
水も漏ってくるんです・・。
100万歩ゆずって天然革ならまだいいんですが
このシリーズは合皮。
曲がる「横線」にたいして
垂直に「縦のパーツ」が配置されてるので
当たり前に裂けます。
一応ゴアテックスなんで
破れようが裂けようが
水は入ってはきません。
が・・・
見た目でもう履きたくなくなるでしょう。
問題は「2」からなにも進化してないというのと
亀裂が入るのって2~3年後くらいから。
合皮の加水分解とも相乗するやらしい時間差。
だからリコールが起きないんです。
ちなみにこの部分、かなりの確率で
親指と小指の付け根の骨に
ピンポイントで当たります。
伸ばすことも不可。
・・
②G.T.ホーキンス「トラクション モック」
15950円。
多くは語りません。
が、意外にも売れてるみたいです。
メレルと違って機能に問題はありません。
でもちょっと待って。
なんでここにタグつけたの??
黒字に黄色だから
道路標識みたいにめっちゃ目立つし。
デザイン自体も「ジャングルモック」の
オマージュでしょうが・・
あ、ジャングルモックはこれですね。
ジャングルモックはもはや
パク・・オマージュされまくってるので
何も言わないでしょうが、
ここまでダサくされると悲しむのでは。
価格ほとんど変わりませんし。
あとほんとすいません。
やっぱ「GTホーキンス」って
ABCマートがライセンスとってるのは
もちろん知ってはいるんですが・・
イメージ的にはしまむらの
ワンポイントTシャツとソックスなんです・・。
私の父・ミツヲ(80)も愛用してるんで
あまり言いたくはないんですが
おじいちゃん感が否めません。
靴に話戻しますが、
かなり重いです!!
公式HPだと
往年のハイテックソールと呼ばれた重量感のあるラバーソールから、モールデッドなルックスに置き換わりハイブリッドな印象へとアップデートされております。
見た目だけでなく軽量で柔らかな素材を使用し履き心地が格段に向上し、アウトソールはトラクションに優れるラグパターンを配しており
と書いてありますが
えっ・・どこが・・?
たぶんジャングルモックの方が
すぐわかるくらい軽いですよ。
・・
③無印良品
「疲れにくい革の端材を再利用したチロリアン」
8,990円。
出た!
「革の端材をどこに使ってるかわからん」シリーズ。
これも人気はあるようです。
私が実物見に行った時も
隣にいたどこかのおとーさんが
うれしそうに買っていきましたし。
止める権利はない。
好きに買えばいいでしょう。
私も好きに書きます。
つーか事実ですけどね。
無印はいいものもつくってはいますが、
革靴(のようなもの)カテゴリーでは
もう救いようがない。
「革の端材を再利用したチロリアン」
という名前を聞いたら、ふつうは
「まあ・・・革靴に近いのかな」とか思いません?
少なくとも合皮とは思いませんよね。
合皮なんです。
公式HPからの転載ですが
見える部分はおもいっきり合皮なんです。
クリーム塗ってもムダ、
経年変化も起こりえません。
というか実物を見てさわれば
どうしようもない安物感はわかります。
合皮のカジュアルシューズで
8,990円って
バカ高くないですか?
もうひとつ、もっと根深いモラルの問題。
革の端材を「再生革」表記するのって
今年の3月からJISで禁止されてます。
どこのメーカーでも知っています。
革くずを残さず使おうという思いはOKですが
「革」「レザー」という表記は
消費者を混乱させるから
ダメだよ、という理由での改正だったんです。
無印だけがこのJIS改正を知らないなんて、
100%ありえません。
それを完全無視してつくり続けてるって
消費者をだましてるでしょう?
まあ罰則がないから取り締まりも不可ですが
そこにつけいるって終わってますね・・。
海外ではサンローランとかグッチも
再生革=リサイクルレザーは使っていますが
少なくとも表面に堂々と使っています。
無印は見えるところは合皮、
どこに使ってるのか全然わからんところに
再生革を使うという姑息さ。
スニーカーはいいものを良心的価格で
つくってくれるのが無印なんですが
革製品もどきは今は近づかないのがベター。
・・・
靴、どの分野も
めっちゃ高くなってるじゃないですか。
値段が高い=長持ちするわけではありませんし
むしろ以前よりヤバいもの、増えてます。
賢く買いましょうね。
本題終了!
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【今日のおすすめの1足】
オールバーズ「ウールランナー」。
15180円。
本題では無印には辛口でしたが
逆にこういうのつくってほしいんですよね。
本体がメリノウールで
生活防水・防臭・あったかい。
その割には蒸れづらい。
無印の完全に得意分野じゃないですか。
オールバーズ、微妙に高いし
なんせ取り扱い店舗が少ないんで
敷居が高いんですよね・・。
オールバーズ、アメリカの靴メーカーで
脱二酸化炭素、サステナビリティ、
素材は天然由来にこだわる系のメーカーです。
主張はともかく、ウールランナーは
靴としてかなりいいです。
ミニマルデザインだし服装選ばないし。
「ウールってすごいんだ・・」って
普通に感動します。
なんかこういう靴が
「環境にやさしい・ウールスニーカー」
みたいな名前で
無印の棚にならんでても
違和感いっさいないのでは?
※過去ご紹介した靴はこちらにまとめてあります。
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それではまた明日!