毎日靴ブログ@元・靴設計士 兼 元・靴修理人 兼 現シューフィッター 兼 靴マニアの こまつです。

東京某所で靴修理やってました。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと毎日書いていきます。修理は9月で退職。現在「全国どこでもシューフィッター」として活動中。HPはこちらhttps://sf-komatsu.com/

1124 大人の足育にはサンダル。

 

おつかれさまです

こまつ@shoes_komatsuです。

 

最近は暑いので

もうほとんどプライベートな時間は

レザーサンダルで過ごしています。

 

インソールもなにもない、

本当にシンプルを絵に描いたような

自作のレザーサンダル。

 

・・・

 

インソールがない・・っていう言い方は

ちょっと変ですね。

前々から書きたかったんですが

靴の用語でまぎらわしいものが

いくつかあります。

 

・インソール

 

本当の意味だとこれです。

 

(出典:https://www.reddit.com/r/shoemaking

いわゆる「中底」。

 

下からは「本底(アウトソール)」を貼るし

上からは「中敷き」やカップインソールを

貼ったり載せたりするので

基本頑張らないと見えません。

 

(出典:https://lastmagazine.jp

ふだんメーカー名がみえる

このパーツは

「中敷き」。英語でインソールとは言いません。

これは「ソック」=sock。

 

なんでか英語になると突然

「靴下」と同義語になります。

なんでそうなったのかは知りません。

 

ただ、これは言い方が同じ。

カップインソール」。

ヨネックスYONEXテニスアクセサリーパワークッションウェーブインソール2AC193

中底の上から

「かぽっ」とかぶせるタイプ。

これは「カップインソール」で

世界共通でまあまあ通じます。

 

日本人の場合「インソール」っていうと

だいたいこっちを思い浮かべるでしょう。

まちがいではありませんが

靴をつくるほうの立場だと

インソール=中底のことです。

 

もうひとつ。

 

・ヒール

 

本来これのことです。

 

 

(丸上HPより転載)

これに革を巻きつけて

パンプスやサンダルに固定すると

「ヒール」の完成。

 

ソース画像を表示

 

じゃあこれの名前は?

 

「トップリフト」とか

「化粧ゴム」とかいいます。

 

でもそれでは普通の方に

通じないので

リペア屋ではこれの交換を

「ヒール交換」って呼んでます。

 

なのでリペア屋に行って

「すいませーん

カカトのヒールなおしてくださーい!

あっヒールとカカトっておんなじ意味じゃんw」

 

盛大にひとりノリツッコミされてる方、

あってます。

 

・・・

 

そんな話はどうでもいいですよ。

ところで私のサンダルには

凹凸がまったくありません。

 

Image

Image

 

あんまりきれいじゃなくて

申し訳ない。

雨も酷暑も極寒の中でも

よーしゃなく履いて8年目くらい。

(一度だけオールソール済)

 

以前どっかで書きましたが

リペア時代に端材でつくった

リアル激エコな1足です。

 

これ、全然足の裏

いたくなりません。

 

自分の足に合わせたからっていうのは

理由にはならず、

あっているのはインソールの輪郭だけ。

 

アッパーはシカなので

のびのびになってしまって

クッションいれて裏から

シカ革を両面テープで後付けしてます。

 

中底に凹凸がなくても

しっかり歩けていれば

意外と足は痛くならないもんです。

 

1歩1歩意識して歩くって

けっこう足に効くんです。

 

今踵骨のここから着地して

重心がここに移動して

つまさきのここから抜けたか、

みたいな感じで。

 

そうすると足の裏と

骨盤から下の「脚」が

どういう動きをしてるか

非常にわかりやすい。

 

そして完全プライベートの

脱力サンダルなので

すたすた歩きません。

 

ふだんのスニーカーには

がっつりめのカップインソールを

入れてますが、

同じくらいの比率で

はだし力をきたえてやるのも

大事です。

 

まー・・・

めったにこういうサンダル

ないんですが。

 

下駄はそうですね。

ただファッション的に厳しいでしょ。

 

このへんは裸足に近いです。

レインボーサンダル。

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踏まずにはややアーチがありますが

ほんとに「添えてるだけ」程度なので

冬に足底筋膜炎とかになりやすい方なら

夏のあいだにこういうので

足底筋膜を鍛えて予防するのは有効です。

 

シンプルにビーサンなのに

品がありますしね。

鼻緒に工夫があって痛くなりません。

 

好き好きですが

似た雰囲気のアイランドスリッパは

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意外とクッションが効いてます。

 

とはいえ鼻緒をしっかり

はさみ込まないと歩けないので、

これも足の裏はきっちり

鍛えられます。

 

・・・

 

ふだんこのへんで少し鍛えた方が

普段の靴で歩き回ったときに

トラブルを起こしづらいです。

 

グッドイヤーの本格紳士靴を履き慣れてる方に

意外と足のトラブルが少ない、というのは

インソールが関係してるでしょうね。

 

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グッドの場合はアーチサポートがない

タンニンなめしのインソールが

いきなり足に当たるので

歩きながら足の裏が鍛えられます。

 

木型の振りや

アウトソールの素材によって

若干の衝撃度はちがってきますが

大きな差はありません。

 

しかし世の中の99%の革靴は

足当たりのいいクッションを

売りにしてるでしょう?

 

いいんですよ。

売れなきゃ会社つぶれますし

消費者が求めてるのも

そういう靴ですから。

 

ただ!

ふだん意識して「はだし力」を

大人になってから鍛えるのも

めちゃくちゃ大事です。

 

カップインソールもいいんですが

頼りっきりよりは

たまに足の裏を目覚めさせて

フォームの点検をするのがベター。

 

ということで

夏は積極的にサンダルを履いていきましょう。

きたえるという意味なら

大事なのは「鼻緒タイプ」です。

 

(これも変則的ですが鼻緒タイプ)

 

便所サンダルのタイプは

スリッパと同じでひっかけてるだけなので

足の裏はまったく鍛えられません。

 

シャカやKEEN

わりとすたすた歩けるサンダルで、

HOKAやイノヴェイトは完全に

長距離とか山の中をガシガシ進むサンダル、

とわけておけば

わかりやすいでしょう。

 

 

本題終了!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

【今日のおすすめの1足】

 

こうみえても

実は足の裏をきたえてくれる

 

クラウン

「ジャズ エラスティックタン」。

 

12100円。

 

CROWN(クラウン)

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ベロがゴムなんで

しょぽっと履けます。

 

こないだ紐タイプですが

あらためてジャズ履いて

ちょっと店内を歩いて気づきましたが

 

ジャズダンスシューズって

ふつうにベアフットじゃないですか。

 

ちょっと今カタカナでかっこつけましたが

要は「はだしシューズ」なんです。

底が薄くてふんばれる。

 

逆に言ってしまえば室内を想定してるので

クッションはありません。

今ケガをかかえていたらNGです。

 

が、ケガを予防するなら

かなり有効ですね。

 

ただ・・・紐がちょっと面倒。

だからこのモデルができたんでしょう。

ほぼ革のソックスです。

 

甲がゴムってまちがえると

はっきり言えば「BBA靴」になりがちですが

そこはさすがのクラウンです。

そういうミスを犯しません!

 

とくにセンターゴムは

地味に設計も難しいんですよ。

ゴムの可動域がせまいと

いきなりただの「痛い靴」になるし

 

ゴムの質感が悪いともう目も当てられません。

革がよくてもシルエットが良くても

マジで安っぽい靴になります。

 

パクったら確実に失敗するパターンなのでw

クラウンは安心して履けます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

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靴のお買い物アテンドもやっています。

こちらもよろしくです。

シューフィッターこまつ

 

どちらも50歳の壁はとっくに

とり払ってます。

HPはいずれ変えます。

老若男女、誰でもどうぞ!

 

それではまた明日!