おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
銀座の阪急メンズ館に行ってきました。
お目当てがbrightway(ブライトウェイ)です。
超絶ミニマムなデザインで
1から100までを大阪でつくっている
レザースニーカーブランド。
ユニセックスで33000円。
3年前にできたばかりのブランドですが、
メーカー自体は1954年の老舗
「インターナショナルシューズ」。
ツイッターのフォロワーさんから
先月この靴を教えていただいたんですが
いかんせん基本「ネットのみ」の販売。
ショップをあちこちにつくってしまうと
人件費と維持費が
すごいことになってしまうからでしょう。
ただし全国に4か所だけ実物を履ける
場所があります。
・阪急メンズTOKYO
・VIARESTA(名古屋)
・TraditionalStandard 京阪百貨店守口店
・ITAL STYLE 大阪North店
店舗によって取扱商品がちがうみたいなので
各自確認を。
〇デザインと色もミニマム
なんせデザインは2種類だけ。
・外羽根
・スリッポン
カラーは3種類。
・オールブラック
・オールホワイト
・黒アッパーに白ソール
どうです!
潔いいにもほどがあるじゃないですか!
しかもソールが削れたら
5500円でオールソール交換を
やってくれます。
コンセプトをHPから抜粋しますが
コンセプトは「10年後も愛せる1足を」
ミニマルなデザイン、
ソール交換をはじめとしたリペアサービス、
国産素材とALL OSAKA MADEのものづくりが特徴
長い歴史の中で築かれた技術と伝統を受け継ぎ、
時を超え、世代を超えて愛されるような
プロダクトをお届けします。
ほう…⁈
〇履いてみました
履かなくてはなにも始まりません。
はいはいはい・・・。
足入れの第一印象は海外製と比べて
ややウィズがひろく
カカトがかなり狭いですね。
歩いてみましょう。
外羽根はきっちりカカトも食いついてきますし
甲もかなり攻めています。
私はスニーカーが28㎝でしたが
サイズは43で完璧でした。
なにより
実際の価格よりずっと「高見え」します!
写真左は5万円弱のイタリア製。
右がブライトウェイ。
革の質感、発色、
カップインソールの沈み具合等
すべて劣っていません。
劣ってないどころか・・
ここ注目してください。
↓
超前傾姿勢なので
写真にかなりムリがありますがw
親指と人差し指でおさえているところ、
ここに足の指の付け根がきています。
つまり───。
こんなデザインでも
骨の付け根の「点」に対して
きちんと「面」で当たります。
よほどの外反母趾か
内反小趾の方以外でしたら
まったくムリなくガンガン歩けます。
スリッポンの方も
甲が薄い私でも
意外にイケました。
こっちはガンガン歩くよりは
少しリラックスして履きたい感じですね。
ノーズもコブラヴァンプみたいに
長めにとられているので
子供っぽさはありません。
〇細かくみていきましょう。
以下、写真はHPより。
360度きっちりオパンケが縫われており
ピッチがぎりぎり細かい。
これ以上の細かいピッチは
ゴムが切れそう(切れません)
・・と若干冷や汗が出そうなほどには細かい。
ここも値段の割に高見えする理由です。
靴のパーツも多ければいいわけではなく
少ないほど故障も少ないのも事実。
「すべり」もきっちり牛革のスエード、
ライニングも全部豚革です。
あー・・・やっぱり木型をいれたまま
アイロンをかけてますね。
これだけで革が木型の形を覚えるので
へんな型崩れを防ぎます。
もっと言ってしまえば、
市場に出回っている3~4万円台の革靴だと
アイロンは手間がかかりすぎるので
「熱風」というドライヤーのバケモノのような
機械で工程を省略します。
まして白いレザーなんて
アイロンなので、腕がきっちりしてないと
ふつうに焦げ付きます。
レザースニーカーでやるところは
ハイブランドだけでしょう。
この工程があるということは
革の質もしっかりしているという証拠。
インスタントに顔料を吹きつけただけでは
なかなかできません。
カカトが脱げづらいのも
プスチックではなく
へたりづらい(が値段もお高い)革を
使っているからですね。
樹脂カウンターの5倍のコストです。
目指すのはスイスの高級時計のようなものづくり。
誇りを持ちものづくりに励む親の姿を見た子が、その姿に憧れて同じものづくりに入る。
そこで受け継がれるのは技術と歴史、そして目に見えない哲学という普遍的な価値。
そんなものづくりの理想郷をつくることがbrightwayの使命です。
今日も世界に心が豊かになる、感動体験をお届けできるように
10年後も愛される1足を創り、100年後も愛される企業を目指します。
HPはこんな文章で
締めくくられています。
ぶっちゃけた話、こういう不安定な情勢ですし
原価の材料もどんどん上がるので
100年後はおろか10年後どうなっているかは
厳しいとは思います。
が、少なくともつくりの工程と
材料の良さ、
リペアのバックアップ体制がとれていて
既に2年経っているって、なかなかできません。
細く長く続いていくブランドだと
個人的には断言します。
本題終了!
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ここでCMです。
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おかげさまで週末のご依頼もふえてきました。
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どちらも年中無休でやっていますので
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【今日のおすすめの1足】
流れで、ブライトウェイの外羽根
「Giichi」(ギイチ)。
楽天だと28600円。
(メンズサイズのみ)
オールホワイト/
黒アッパー×白ソール:
【お取り寄せ商品】【brightway |ブライトウェイ】Giichi レザースニーカー スポーツスニーカー スポーティ シンプル シューズ 靴【BR2001】
オールブラック:
【お取り寄せ商品】【brightway |ブライトウェイ】Giichi レザースニーカー スポーティ シンプル メンズシューズ おしゃれ 革靴 ブラック【BR2001】
解説は本文のとおりなんですが
本当にミスのないつくりなんです。
黒も革質が本当にいいですし
ミシンのピッチも細かく
乱れが一切ありません。
カップインソールも
もちろん取れます。
オリジナルは豚革の下に
オルソライト。
ザ・マスターピースという言葉が
この靴には最もふさわしいです!
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それではまた明日!