元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

529 ナイキ「エア」はなにをやらかしたのか。

すいません

今日パソコンの調子が悪くて

突貫工事です。

 

間違い等多々ありますが

こまかいツッコミ返せないので失礼。

 

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今ってさ。

スニーカーのカカトに

絶対「なんか」はいってるでしょ?

 

アディダス「ブースト」

アシックス「GEL」

ミズノ「ウェーブ」

ヨネックス「パワークッション」

 

まだある。

 

NB「アブゾーブ」

リーボックDMX

プーマ「エナジー

で、

ガチンコの厚底には

定番の「カーボン」。

 

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いいことだと思います。

 

やっぱカカトに

「なんか入ってないと」

不安になるもん。

 

個人的にはガチンコの

トレシュー以外は

まったく必要ないと思うけど・・・

 

とりあえず

販売員の立場からすると

めちゃくちゃ売りやすいですよね。

 

おばちゃん靴でも

このへんめちゃくちゃ売れてるもん。

 

エアはダミーなんだけどね。。。。

 

しかし「病は気から」的なあれで

「エアは最強!」みたいな風潮はまだまだ

続くでしょう。

 

なんでこうなった?

 

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もともとカカトorソールに

異物っちゅうか

クッションを入れ始めたのは

たぶんドクターマーチンだと思う。

 

戦後まもなくドイツ人の医者、

ドクトル・クラウス・マウルテンスさんが

スキーで自爆したことからの

発明だったはず。

 

んで、

ずーーーーーっと時間がたって

スニーカーというものが発明されたと。

 

はじめは路面が土だったから

スニーカーの底も「タイヤのゴム」

でよかったけど

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これ、ニューバランスです。

革靴に近いっすね。

 

朝鮮戦争ベトナム戦争

時代が進むたびに

「軽くて安くてクッションがいい」

EVA(エチル・ビニール・アセテート

=いわゆる「スポンジ」が開発されて

こうなった。

 

ちょっと写真みづらくてごめん・・

 

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オニツカ。1956年。

 

よくみると

NBの61年のモデルにも

きっちりEVA使われてますね。

 

その頃ナイキは・・・?

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「ワッフルソール」は開発したものの

今から考えると

ずいぶんミッドソール薄いよねえ。

 

次、時代があきらかに変わったのが

オニツカとナイキで泥沼になった

「コルテッツ」。

 

EVAを2層にすればいいじゃん。

はやく特許とれ!特許ーーーー!」

のモデル。。。

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これが68年。

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こっちが70年~71年。

 

そりゃ裁判になるわな(笑)。

結果・・・

ナイキの勝ち。

 

オニツカは「コルセア」と名前を

変えなければいけなかったとさ。

 

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あれ?

全然話まとまんねえぞ(焦)。

巻きで行こう。

 

で、

ナイキが低迷していた時期に

ほぼヤケでつくったのが

「テイルウインド」。

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はい。

「エア・テイルウインド」ではありません。

 

でもちっちゃーーいエアは入ってます。

まだ自信がなかったのか

「エアウェッジ」という名称使ってます。

 

これ79年だっけ?

その数年前からホノルルマラソンかなんかで

ランナーに試作品を

「無償提供(!)」して、

 

案の定大失敗したあとの

一応の完成作がこれ。

 

当時は開発費の割に鳴かず飛ばず

打ち切り寸前だったところにこれだ。

 

神シューズ。

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あー

ちなみにこの雑誌は私物ですが

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ヤバいでしょ。

 

ついでに

張本さんが若い(笑)!

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で、

数年後にエアマックス1が出て

NIKE AIR MAX 1 LV8(ナイキ エア マックス 1 LV8)WHITE/MARTIAN SUNRISE-WOLF GREY-BLACK【メンズ スニーカー】21SP-I

 

人類は思い知ったわけですよ。

「ビジュアル大事」

とね。

だって説明の必要ないじゃん。

 

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で、

今に至ると。

 

やっぱ「視える」って大事。

そりゃ見たいもん。

 

バッシュやらランシューを

カッターで切って

ゲルとかとりだした経験、

誰でもあるでしょ?

 

たとえば今ランシューで

衝撃吸収材が「みえない」

もしくは

「いや?特になにも入れてないけど?」

ってメーカー、

ほぼほぼないでしょ。

 

だから私はホカオネに

惹かれるんですよね。

あ、せっかくだから

 

個人的重大発表ーーー!

 

過去あらゆる靴で

クッションがヤバかったベスト5。

 

5位:

プーマ:セル。

 

4位:

ナイキ:マックスエア。

同率

ズームエア。

 

3位:

ミズノ:ウェーブと

同率

アディダス:ブーストと

アシックス:ターサーの

「軟質EVA」(コマツ命名

 

2位:

リーボックDMX

 

1位:

ホカオネの謎テクノロジー

 

ワースト3。

 

3位:

ナイキ:SHOX。

2位:

NB:ZIP。

1位:

アディダス:バウンス。

 

ワーストの方は

「反発力」しかない。

かといって体重が軽い組からも

いい評判は全然聞かない。。。

 

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まあまあまあ、

トライ&エラーですよきっと。

 

しっかしホカオネは

カーボン抜きで

なにしてるんだろう?

重力に反してるよお世辞抜きで。

 

本題終了!

 

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あっづあ!

秋なの夏なの真夏なの??

 

【今日のおすすめの1足】

 

本気で足幅が広い方へ。

 

NB

「585 6E」。

 

15000円前後。

 

 

 

 

ニューバランス メンズウォーキングシューズ MW585BK6E(足幅6E)

 

メンズ ウォーキングシューズ スニーカー 防水 ファスナー付き タウンウォーキング 6E幅 超ワイド ニューバランス New Balance MW585BK6E MW585WB6E

 

いや「6E」て。

JIS法違反じゃん・・・と思いきや

きちんと併記して「G幅」って書いてましたね。

 

こんなもん本気で困ってる人には

伝わりゃいいんですよ。

 

今日も現場でお悩相談あったんですが、

「想像以上に足幅が広い人種」は

確実にいる。

ネッシーのようにね。

 

写真見んと信じないだろうな・・・・

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(イメージ:ウチワエビ)

 

対策は簡単で。

物理には物理。

 

ダンロップとかは常時売ってるけど

 

ウレタン底で意外と持ちが悪いし

速攻でファスナーこわれるし

合皮だから蒸れる。

 

木型も「ぼわん」ってしてるし

(=締めるとこが締まってない)

なによりあまりにも安っぽい。

 

「幅せま」の世界も奥深いが

「マジで幅広」の世界も深淵。

 

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それではまた明日!