元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

177 「シダス(SIDAS)」。インソール界の絶対王者。高いけど圧倒的に良い。

「シダス」、知ってる人はガチンコで知ってるんですよね。

販売してるこっちが勉強になるくらい。

仕事をリタイアされた方々も意外とご存知のかた、多いです。

(80年代まではコンフォマーブルという名前でした)

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こんにちは。

靴修理人 兼 シュフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

修理もやってるんですが、

インソールも店頭で売ってます。

いろんな会社の、いろんなインソールを。

スポーツよりのソルボ(990円)から、

使い捨てのアシート、

ビジネスよりのクラブ・ヴィンテージまで。

これはクラブ・ヴィンテージの羊革タイプ。

1800円。安定して売れてます。

めちゃめちゃ汗吸うんです。

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脱いだ時の見栄えもいいし。

しかし。

同じくクラブ・ヴィンテージの立体タイプ。

3,300円。

これはあんまり売れない・・。

アーチがついてラクに見えますが、

とにかく硬いんです。

あと、かなり厚みがあるので

てきめんにサイズがきつくなるし、

「カカトが浅くなる」ので、脱げやすくなります。

つけ加えると、

羊革は汗を吸う反面、

自らを犠牲にするので、意外と寿命が短い。

持つ人で半年。

早い人なら1か月おきに買い替えます。

足の蒸れがイヤな人なら

コスパ的には圧倒的にアシートの方がいいんですが、

(10足入りで1000円弱。ネットだともっと安い)

アシート に対する画像結果
   アシートコバシ アシート Oタイプ 男性用26cm 楽天で購入

見栄えとかもあるので、好き好きですよね。

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さ、本題いきますか。

フランスのメーカーで、「シダス」ってのがあります。

外人さんの発音だと、「サイダス」ですね。

いろんな種類ありますが

写真のモデルで・・・

店頭だと¥8,000~(!)

8千円あったら、あんなことやこんなこと、

えっ・・・!そんなことまで

って出来る金額ですよね。

池袋の風俗を連想した方は反省しなさい。

靴1足買える値段です。

それがほぼ毎日最低1個は売れてます。

あ、ちなみに会社からのノルマはありません。

購入されるかたも

お金があるかどうかは関係ありません。

就活中の5000円くらいの靴に「カード3回払いで」

って感じで買われる若い人もいます。

まさに履く「ドラッグ」。

ただし、副作用はありませんので、ご安心ください。

(シダスのHPで取扱い店舗がわかりますが、

http://sidas.co.jp/shop/

機材が揃ってるとこだと15分くらいで

これを変形させてオーダーメイドにすることも可能。

相場は15,000円くらいです)

・・・高い。

値段の理由はひとこと。

「足の裏と、関節の痛みに最速で効くから」です。

ただ、値段のわりに実際売れていて、

単純計算で年600ペア売ってますが、

返品の確率も極端に少なく、1年に1~2回くらいです。

あとでしっかり解説します。

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私は靴修理やりながらも、10年選手の

シューフィッターでもあるので、

靴のダメージからその方の足の状態がみえます。

これはガチです。

具体的にいうと、

「カカトがノミで削り落としたように削れてる」

=確実に前傾姿勢。ヒザ開いてる。

カカトとその靴のカカトのボリュームが合ってない。

「新しい靴なのに、不自然なまでに母指球が削れてる」

=外反拇指もしくは内反小指。

みたいな感じですね。

痛みってガマンできないので、

修理ついでに足の痛みの相談もけっこうあります。

「足癖が悪くて、いっつもこんなに減っちゃうんだよね~」

と自己申告されるかたもかなりいます。

で、まるっと解決するのが8,000円オーバーの

シダスなんです。

値段も値段なんで、フェアに

メリット・デメリットを言いましょう。

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まずはデメリットから。

1.値段。

そりゃそうです。これをさくっと買う方は病んでます。

(あとから値段の理由いいます。)

2.どんな靴にも合うわけじゃない。

そんなインソールはこの世に存在しません。

特に6センチ以上のヒールにはムリです。

10万円インソールのLOFEだって

「合わない靴もあります」って保険かけてますから。

3.色。 

今のところ黒のみ。ダサい。

以上。

じゃ、メリットいきますか。

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1.足が痛い人にはほとんどドラッグ。

特に外反母趾のかた。もしくはなりかけのかた。

外反母趾そのものは、見た目は別として

痛くなければそんなに重大なものではありません。

ただ。

それに伴う「前傾姿勢」によって、

ヒザと腰がやられます。

まっすぐな関節に対して、

立ってる間、ずーーーーーっと

「ナナメの力」がかかるわけですから。

まして痛みのもとは神経。

コンマ何ミリでも痛みはごまかせないんです。

ただ、逆に言えば・・・・?

コンマ何ミリ修正すれば痛みはウソのように消えます。

なんでシダスが高いかっていうと、

裏に絶妙に計算されたカーボンがついてるからです。

カーボンの力で、なにも意識しなくても

勝手に前傾姿勢が修正されます。

コマツも、値段が値段だけに

押し売りは絶対しません。

売り上げには大いに貢献しますが、

自分で真剣に考えて、

「この人に履かせればラクになる」っていう人だけに

サンプルを試してもらってます。

で、たいていの方はびっくりしたあと、

値段を聞いてもう一度びっくりして、

それでもなお買います。

「履くドラッグ」とはまさにこのこと。

2.きつくならない

インソールを入れる=きつくなる

という常識をひっくり返したのが

シダスの「シティ+」シリーズです。

カーボン部(カカト~土踏まず)で1.8ミリ。

パスモ2枚分。

つま先の厚みは公式発表だと1.8ミリなんですが

体感的には1ミリ弱の薄さです。

ほとんどの人は、きつくなったことすら全く感じません。

3.使いまわしできる

カップインソールなので。

4.耐久性・吸水性がなんかすごい

表面に使われてる素材は合皮ですが、

コマツの人脈を駆使して調べたところ

天然革より全然高い素材でした。

合皮の商品名までは言えませんが、ヴィトンの

モノグラムシリーズと同等のレベルとだけ言っときます。

企業秘密なんでしょうが、蒸れません。

「蒸れづらい」じゃなくて

「蒸れない」んです。

メンテしなくても毎日使ったとして、

ファブリーズでもかけとけば

4年くらい普通にもちます。

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紹介はこのへんにしときましょう。

ただ、デメリットになっちゃいますが

上で紹介したのは商品名だと

 

「シダス シティ レディ+」

の話です。

公式HP貼っときますが、ここからは

このふたつは買えません。

https://sidas.co.jp/

楽天で買えます。

   シダス【SIDAS】レディース シティプラス レディ 3102021 1605 CITY+ LADY インソール 中敷き ウォーキング シューズアクセサリー 靴 女性 ウィメンズ 楽天で購入

店頭より圧倒的に安い5,702円。

大事なこと書きます。

商品名は「レディ」と名前がついてますが

フランスの「レディ」=標準サイズが26㎝なので

日本男児、革靴でアンダー27㎝ならMサイズで全然大丈夫です。

女性なら、23㎝なら「XS」でもやや大きいかも。

問題ありません。

先端は100均のハサミで簡単に切れますから。

さくっと足、ラクにしていきましょう。

それではまた明日!