元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

361  悪魔の最速鏡面磨き・コマツバージョン。

結論:近代兵器をつかおう。

こんばんわコマツです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

この3日間、

鏡面&ヴィンテージスチール祭りでした。

一番コスパ悪い・・

いや、こっちの話。

 

しかし人間というものはおそろしいもので、

「いかにラクをするか」

についてはソクラテスの時代から

永遠のテーマです。

 

鏡面、カネ頂いてやってる以上

結果は出します。

去年から鏡面ブームが再燃し、

ざっくりで、300足くらいやったはず。

 

私なりの最速ルート、公開します。

ガチです。

邪道も邪道なので、

参考程度にしてください。

光りさえすればいいんです。

 

・・・・・・・・・・・・・・・

 

ここに急ぎの鏡面オーダーが3足あるとします。

これを3足同時に20分でやっつけます。

 

1.

どこの家庭にもある

グラインダーのバフでファンデーション。

 

修理用、もしくは

靴工場の仕上げ工程でつかう

高速バフでコバに色付け。

コバインクなんて(笑)使ってたら乾くのに

30分はかかります。

 

バフ機をつかってファンデーションと

汚れ落としを一気にやります。

両足で2分。(×3足)

 

この時点でワックスをたっぷり使って

革の毛穴を殺します。

実はこれが完全にミソ。

 

2.

ツリーいれて、サフィール・クレムを

ペネトレイトブラシで塗りこむ。

 

 

 

  どうせあとで伸ばすので、

両足で20秒で充分。(×3足)

 

3.

サーキュレーターの前に置いて1分待つ。

扇風機では全然風量がたらないのでダメ。

 

 

クレムの水分を吹っ飛ばします。

油分はその間にも確実に浸透しています。

これは3足同時でOK。

 

できればこの時ワイヤレスイヤホンを耳につっこみ、

ノリノリの音楽を大音響でかけるとなおよし。

YOASOBIとかね。

そしていったん水分補給しながら

深呼吸しましょう。

 

4.

豚毛ブラッシング+

乾拭き+

ポリッシュ1回目塗りこみ。

 

 

 

 ポリッシュは個人的に

サフィール一択。

 ドライワックスは使わない。

 

 全集中してるので、

このへん3分で終わります。

 

 5.

ネルで水を使って鏡面1回目。

片足1分以内。じゃないと他がどんどん乾く。

ネルの面はいちいち換えなくても

3足程度なら余裕です。

 

 

 ガジアーノとかロブとか

クロケットあたりなら1回でビカビカに

光ります。

 

6.

間髪おかず

ネルと水を使って鏡面2回目。

力をいれつつ、力を抜く。

そうすれば片足1分で光る。

これでほぼ完成。

 

7.

水とネルだけで仕上げ。

片足ずつチェックしながら1分で。

 

8.

スマホをとりだし、

ツイッターで「今日も昼飯がなかった」と

投稿(重要)。

 

以上。

これでほぼほぼ20分。

 

お疲れ様でした。

とりあえず「顔が写れば合格」と

自分では基準を設けてます。

 

デメリットとして・・・

この20分間、

他の作業に一切コミットできません。

あ、これはメリットですね。

 

本題終了!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ごほうびタ――――イム!

 

【今日のおすすめの1足】

 

ノースフェイス

「ベース キャンプ

ウォータープルーフ」。

 

 

ユニセックス

12540円。

 

どんな状況でもリアルに「都合のいい」靴。

 

 

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |ベース キャンプ レース ウォータープルーフ(ユニセックス)

 

THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス) |ベース キャンプ レース ウォータープルーフ(ユニセックス)

 

THE NORTH FACE BASE CAMP LACE WP 【23.0〜29.0cm】 ザ ノース フェイス ベース キャンプ レース ウォータープルーフ nf52144

 

ゴアテックスではないので

「完全防水」ではありませんが、

日常生活でのゲリラ豪雨程度なら余裕。

 

デザインがいいよねー。

カジュアルで使うにはもったいない。

 

今年の靴業界全般のテーマとして、

「なにかと都合のいい靴」

を突然ですが

コマツは提唱します。

・ビジカジに都合がいい

・カジュアルでも都合がいい

・お財布にも都合がいい

ユニセックスはあたりまえ

・天気はいっさい気にしなくていい

・コーデも気になくていい

そういう靴を持ってなかったときに

 後悔する

 

うん。売れるよ。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

 

それではまた明日!