おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
またスケッチャーズの話ですが
「そんなにダメなんですか？」の声が多いので
懲りずに書きます。
ダメではありません。
ただし割高。
そして根っこはかわらない体質の会社。
スリップインズが怒涛の勢いで売れている
スケッチャーズですが、
しかし基本はパクリメーカーです。
もちろん全部じゃなく一部のモデルなんですが
その「一部」の容赦ないパクり具合がハンパない。
やるときはやる！という謎の熱量を感じます。
まず四の五のいわず
スニーカーファンのみなさん、
スケッチャーズのモデルを見て
オリジナルがなにか考えてみてください。
・・・
さきにスケッチャーズを
どどどっと出していきますね。
ひとます3問いきますか。
（画像は公式HPより）
①「スケッチエア・デラックス」
13,090円。
ヒールのピンク色のパーツが
目を引きますね～。
②「ウノカオス-フリークウェイブス」
21,890円。
厚底＋エアクッション。
これは履きやすそう！値段も強気！
③「グライドステップ アルタス」
15,290円。
・・・・・。
・・
ほんとにパクリかどうかは
裁判所が決めることではありますが
それはさておき元ネタはこれでしょう。
①のオリジナル：「MBT」。
22,800円。
【SALE】【MBT 2023年秋冬モデル】MBT エムビーティー レディース シューズ 靴 ランニングシューズ HURACAN-3000 II CAMOUFLAGE PINK 703009-465J
個人的にはオリジナルもあまり
推しのメーカーではありませんが、
（加水分解を起こす＋アフターケアなし）
「MBTセンサー」というヒールのパーツが
特徴です。
というかこのパーツこそがMBTの命なんですよね・・。
理論的には「わざとぐらつかせて、体幹を鍛える」。
賛否両論は置いといて、根強いファンは多いです。
比べてみましょう。
似てるなあ。
スケッチャーズはヒールが「エア」ですが
MBTが平均の価格帯が高い分（2～3万）、
スケッチャーズに手を伸ばす方はいるかも・・。
②のオリジナル：
「ナイキ エアマックス97 フューチュラ」。
19,999円。
比べてみましょう。
ごつさの違いはあるものの
ソールを一周しているエアはそっくりですね。
ナイキの方は試行錯誤の上
1997年に開発・発売したものです。
これ伏線がありまして。
今は廃番になったモデルで
「スケッチエア・シュプリーム」というモデルがありまして。
これ露骨でしょう。
ナイキ側が黙ってるわけもなかったのですが
スケッチャーズの方は速攻で売りさばき
うやむやになったままのはずです。
ナイキのエアがカカトとふまずで
エアの圧力を区切っているのに対し
スケッチャーズはまるごとエア。
③のオリジナル：オン「クラウドモンスター」。
20,680円。
【770円相当のソックスプレゼント】 返品OK オン On Cloudmonster クラウドモンスター ランニングシューズ 靴 メンズ 男性 陸上・ランニング用品 集合
ランニング/トレラン兼用のガチシューズです。
開発費にいくらかかったのかわかりませんが
全体重でダッシュで下山しても大丈夫。
これオンの開発者、泣きますって。
軽く3問出しましたが
こんなものじゃありません。
偶然の一致などではなく
過去にやらかしてるケースが多すぎます。
泥棒癖と一緒で治らないんですよ。
・・・
スケッチャーズもあえて擁護すれば
手を使わず履ける、
いわゆる「ハンズフリー靴」を開発した
功績はめっちゃでかいです。
これで助かってるシニアの方や
靴のかかとを踏みつぶさなくなって
「靴ってこんなにフィットするのか」と
感動された方も少なくないはず。
だからといってパクリが許されるわけじゃない。
はっきり言いますがスケッチャーズは知名度だけです。
1万数千円かける価値はありません！
CMとか宣伝を打ちすぎなんですよ！
そこに予算の相当をつぎ込んでいるから
値段も高くなるわけでしょう？
「1万数千円ということはそれなりのご利益が」
って考えてはいけません。
機能的にはどこまでも二流です。
NB以下。HOKA以下。オン以下。
ナイキ以下。アディダス以下。
ハンズフリーが欲しければ、いったん冷静になって
半額以下のスパットシューズと比べてみてください。
大差ありませんから。
お値段もオリジナルより安いが
お高い二流品、と考えたほうが正確です。
スケッチャーズに渋沢栄一もしくは諭吉を出すなら
一度商品をグーグルレンズとかにかざして
オリジナルがあったら履き比べてみてください。
絶対に差が出ます。
デザインをパクってない、いい商品も
もちろんあるんですよ？
ただし、そのベースになったソールとか
アイデア自体がパクリだとしたら
かならず履き心地・耐久性にもボロが出ます。
いざとなったら裁判に逃げる、
しかもワンチャン裁判に勝ってますが
その発想はもはやアメリカではなく中国でしょう？
もっとつっこみましょう。
スケッチャーズ、「履いた瞬間は」
めっちゃ履き心地がいいんです。
インソールに凝ってますから。
逆を言えば、インソールで目くらましをすることで
長時間はいたときのアラを隠してるとも言えます。
スケッチャーズのインソールはもろい。
リペア時代、スケッチャーズは特に当時
東南アジアからの方々に熱狂的ファンが多く
ソールの剥がれの接着はめっちゃやりましたが
インソールはもれなくズダボロでした。
アーチに凝っているものもありますが
ソフトすぎて、「足に触れている」だけ。
断言しますがサポート力はゼロです。
まとめますが、認知度だけが先行してますが
基本、スケッチャーズは二流です。
コスパが悪いだけじゃなく、へたすると
履いてる方の人間性まで疑われます。
極端な話ですが、
わかっててニセモノのロレックスつけてる人と
仕事したいと思いますか？
あるいは結婚したいと思いますか？
信用できますか？
「買うな」とまでは言いませんが
高額ゆえに性能を過信しすぎる人が多い。
買ってもいいですが、原価の半分くらいは
宣伝費だと思った方がいいかもです。
少なくとも私は一生買いません。
本題終了。
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【今日のおすすめの1足】
スケッチャーズにパクられたら本物。
ということでひさしぶりの
HOKA「クリフトン8」。
型落ち版で大幅に安くなってます！
ユニセックスで13,900円。
これからの季節、ウォーキングにも
旅行にも最高でしょう。
現行の「クリフトン9」は2万弱ですが
走らない限り性能の違いはありません。
スケッチャーズもきっちり目はつけてきて
「ゴーランライド11」というモデルを
出しています。
こちらは定価で19,690円。
現在セールで13,700円まで値下がりしてますが
メッシュの模様、反射材の位置まで
やりすぎ！
めずらしくこのモデルはガチラン勢からも
「いい」という声も上がってるんですが、
それってオリジナルがいいからじゃないでしょうか・・？
こうだもん。
しかもスケッチャーズはご丁寧に
スピード重視のカーボンプレートが入ってます。
（HOKAはあえてカーボン抜き）
レースでタイムを争うならいいんですが
反発力が強すぎて
カジュアルに使う方は関節こわすでしょう。
ガチラン勢以外は
HOKAを買った方が、結局はお得です。
※過去ご紹介した靴はこちらにまとめてあります。
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それではまた明日！
