おつかれさまです
こまつ@shoes_komatsuです。
サンダル、とはいっても
こういうおしゃれサンダルの話です。
・銀座ダイアナ
・海外のお高いやつ
このへんの
華奢なヒールで
繊細なアッパーのサンダルのことを
今日は「サンダル」と呼びます。
東京は5月になると
ほとんどのメーカーの
サンダルが出そろいます。
15000円あたりが
国産メーカーだと相場ですかね。
ルブタンあたりだと
12万ですかそうですかいいじゃないですか。
いいですか・・・。
12万だろうがGUの1990円だろうが
「ワンシーズン」＝ひと夏で
履ききってください。
夏が終わったら捨ててください。
暴論ではありませんし
サンダルメーカーが憎いわけでもないし
いたって私は正気です。
ビルケンとかスポサンとかとちがって
ご婦人の「魅せるため」のサンダルって
キレイなままで人の目に耐えうるのは
本当にひと夏しかありません。
いちおうサンダル自体は
リペアしながらだと
5～6年はもつんです。
ヒールのゴムを直して・・
抜けたストラップも戻して・・
中敷きは新しいのに張り替えて・・
うん、まあ数年は持つんですが
その姿はゾンビですね。
辛口で申し訳ありませんが。
・・・
おしゃれサンダルはパンプスと同様
「魅せる」ためのものであって
「歩く」ものでは絶対にありません。
パンプスですら個人的には
ワンシーズン、どんなに気を使っていても
それほど歩かなくても3年以内の寿命と
このブログでは再三書いています。
キレイなサンダルは・・
たとえばケーキなんかと一緒。
「見て楽しむ」のがメインで
ついでに食べましょうみたいな。
決して白米や味噌汁には
なれないし
そういう宿命のもとに生まれてきたんです。
まず、どんなサンダルも
足に完璧にフィットはしません。
ストラップしかないからです。
もう少しマシであっても
なるべく肌を露出させたいので
最低限のパーツになりますよね。
スニーカーやブーツなどは
足を面で支えるので、フィットします。
パンプスになるともうあやしい。
サンダルの場合は・・
線かヘタすると点じゃないですか。
絶対フィットしようがありません。
せいぜいが本体の中に
足がおさまるかどうか、だけでしょう。
フィットしないから当然
足はなかで遊びまくります。
すると当然サンダルが壁とかにぶつかる。
パンプスやブーツならまだ本体が
車でいえばバンパーの役割を
果たしてくれますが、
サンダルにはなにもありません。
どこもかしこもぶつかって
キズもできるし
色もはげます。
そうなると直らないんですよ・・。
いや、一応補色材はあるし
ヒールの巻革が削れたら
革を巻き直すこともできますが・・
正直サンダルにはおすすめしません。
どこか一か所が新品のように
直ったとしても、そのころにはもう
全体がぼろくなってるんで不自然。
だからワンシーズンで履ききって、と
毎年言ってるんです。
・・・
「そんなに持たないものを
なんでメーカーは数万で売るんだ」
という声が聞こえてきますねー。
手間賃です。
パーツが少ないとはいえ、
サンダルもパンプスもブーツも
劇的に原価が下がるわけではありません。
逆に言えば差が出るのは
パーツ代だけ。
サンダルとブーツを比べても
パーツ代の差は1000円もかわらないでしょう。
手間賃は木型を使って
1足1足つりこんで、
中敷きに至っては一番目立つので
仕上げは一番大変です。
手間賃で4～5000円。
その他のパーツ代や輸送費で
7000円くらいはいきますよね。
となると黒字を出すからには
15000円以上で売らないと
お話になりません。
しかしそれはメーカーの話。
かしこいお客になるには
３つの方法があります。
①定価で買い、ひと夏でおもいきって
使いたおす
一番の定番ですね。
流行もめちゃくちゃ激しいので
10万以上するハイブランドは
これが正解です。
15万のルブタンのサンダルを踏まれて
「きいいいいいいいい」っとならず
「あら残念・・買って帰りましょ」と
余裕をぶちかませる人だけが
ハイブランドを買ってください。
「15万円もしたんだから！」と
執念のようにスパンコールを直したり
ノリ跡を除去したり
キズを補色したり・・っていうのは
正直痛々しいですよ。
せいぜいアッパーにキズがつかないうちに
ピンヒールのゴムを取り替えるくらいが
いいでしょう。
ひと夏で終わるし
それほど歩けるわけでもないので
ハーフソールを貼るのは
ハイブランドサンダルにはあんまり意味ないかと。
②お盆過ぎのセールで大量に買い、
翌シーズンからちょっとずつ履く。
これも賢い。
やや流行からは1周遅れますが
国産メーカーなどは売れ残っても
積んでおくわけにもいかないので
半額以下が当たり前のセールが必ずあります。
トータル15000円で3足くらい買って
ひと冬眠らせ、
次のシーズンに履ききって
セールで買うループ。
仕事上そんなに安いサンダルも履けず
かといってセールにならない
海外製品を買うには予算が・・・という方は
この方法がいいですね。
ちょっとお高いレストランで食事とか
ちょっとしたリッツパ―ティに呼ばれる方にも。
ひと夏で履ききるのは同じなので
全然アリです。
ハーフソールを貼ったり、
中敷きの張り替えなんかも有効打。
去年から流行ってるクリアヒールは
カカトのゴムが減っても直らないので
やっぱりワンシーズンで
履ききっちゃいましょう。
③GUかH&Mかオリトラで
好きなものを買ってとにかく履き倒す
個人的にはこれが一番。
結局なんだかんだ言っても
ワークブーツとちがって、
サンダルは「新品のときが最盛期」ですから。
ワークブーツなんかは
「買ったときが一番安っぽい」ものですが
サンダルは（パンプスも）そうではない。
GU、1690円。
アグ・・・じゃなかった
GU、2490円。
オリエンタルトラフィック、5900円。
H＆M、4490円。
ZARA、5990円。
これで色ちがいが多数あるわけですからねえ・・。
さくっと買って
気を使わず履いて、
シーズン終了でバイバイ。
これがベストではないかと。
ワンシーズンならたぶんこわれませんし
キレイな状態でシーズンを過ごせて
気分もいいはず。
ブーツとちがってプチプラで楽しめますから、
服のコーデも自在でしょ。
清潔感もありますし。
・・・
サンダルは「すたすた歩く」モノではないので
足の裏がいたいからジェルを貼ったりするのも
あんまりおすすめしません。
ジェルってはじめは透明でも
あっというまににごって汚くなるでしょ。
それって足のア・・・
サンダルはどう頑張ってもフィットしないんです。
足の裏が痛いのは
それを履いてすたすた歩くから。
きたないジェルがちらっと見えただけでも
意外と他人はひいてますよ。
いくら「水洗いできる」と書いてあっても
洗う人なんてほとんどいないでしょ？
あとあれだ・・。
「カカトのストラップがずり落ちてくる」問題。
あれも基本直りません。
リペアの現役時代は売り上げのために
頼まれればストラップをカットして
縫い付けていましたが
あれは角度の問題なのでカットしても
直る確率は半分以下なんですよ。
サンダルの場合
カカトのストラップなんて
機能性はゼロで
ただのデザインですから・・。
そう考えるとコンフォート系の
しかしスポーツ用ではない
中途半端にお値段もする
マダム用の「歩けるサンダル」って
最悪でしたね。
ペダ〇とか、ヨーロッパ系のとか。
アッパーはどんどんぼろくなっていくのに
あちこちのゴムが切れたり
エナメルが曇ったりって
あれはないなあ・・・
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（22000円、ストラップの位置がおかしく
神経と動脈を圧迫しており、なにより痛い）
このへんは「靴」は悪くありませんが
サンダルは超慎重に
選んでください。
本題終了！
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【今日のおすすめの1足】
歩くサンダルなら
ご来日中の外人さんを見習いましょう。
雑に履いてはいますが
見る目は確かです！
シャカサンダル「ネオバンジー」。
ユニセックスで11000円。
ご婦人の厚底は7546円。
SALE 30％OFFシャカ SHAKA サンダル レディース 厚底
やっぱシャカですよ。ハズレがありません。
タフだし洗えるし
歩けるし壊れないし。
微妙にアウトドア過ぎないので
とにかく合わせやすいんですよね。
パチモンも多数出てますが
本家のオーラには絶対かないません。
とくにご婦人で
足のネイルを見せたいなら
シャカ1択でいいです。
なにげに清楚系の服とも
似合うのもいいですね！
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GW中も
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(基本は秘密相談です。
公開を強要は絶対しませんので、ご安心ください)
靴のお買い物アテンドもやっています。
こちらもよろしくです。
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どちらも50歳の壁はとっくに
とり払ってます。
HPはいずれ変えます。
老若男女、誰でもどうぞ！
それではまた明日～
