元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

116 「世界でもっともパクられた革靴」チャーチ・シャノン。

こんにちは。

靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアです。

タイトルの「パクられた」は、デザインのことです。

(窃盗にあった世界一の方は知りません。)

革靴なんてどれも一緒じゃん、って思うでしょう?

でも、シンプルゆえに丸パクリは一種の名誉です。

それがイギリスの名門(ただしプラダの傘下)チャーチの

「シャノン」という超高級モデルです。1970年生まれ。

チャーチの中でもぶっちぎりで一番売れてるドル箱モデルです。

これが約9万。

そしてこちらは日本のリーガル。

こちらも80年代から今日までずーーーっと売れてる

「リーガル2236」。

3万円。

リーガルの人に聞いたら、今でもコンスタントに

年間1万足売れてるそうですから、単純計算で累計40万足・・。

90年代は数倍売れてたそうですから、おそらく70万足くらい

売れたんじゃないか、とのことです。

そして私いちおしのジャランスリワヤ。

4万円。

画像だと・・わかりづらいですね(笑)。

リーガルもジャランも、あきらかにシャノンをパクってます。

リーガルの「2236」に至っては

いかにシャノン(ぽい)を安く提供できるか、

にこだわってるところも明らかにあり、

結果リーガルを代表する顔になりました。

値段の差はというと、

シャノンの革はベビーカーフ(赤ちゃん牛の革)で、

リーガルはステア(生後3年以上たった牛の革)。

シャノンは革底で、リーガルは「革に模したゴム底」。

そしてイギリスからの輸入関税が+20数%。

2236はマイナーチェンジをくりかえしていて、

チャーチがプラダに買収される前(20年くらい前)までは、

マジで木型・ステッチワーク・底面の意匠まで

見事なまでに「丸パクリ」でした。

現行モデルはたぶん訴訟がこわくて雰囲気だけ寄せてますね。

でも9万の靴は・・・なかなか買えんでしょう。

ぶっちゃけシャノンもお世辞にもはき心地がいいとはいえません

長くなったので締めますが、

リーガル、グッジョブです。

ではまた明日!