こんにちは。
靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアです。
今回は怒り回です。
この数日、修理してて、ひでえな・・・・と
思った靴が連発したので、めちゃくちゃ怒ってます。
それがすべてお高いドイツ靴。
メーカー名、最後のほうに書いときます。
だまされてる人が多すぎる。
靴買うときに「ドイツの・・」って言われたらすぐさま逃げてください。
だいたい40代以上のかた。男女とわず。
40代くらいになると、からだのあちこちがこわれ始めるじゃないですか。
ヒザやら腰やらにきてる方も多いと思います。
そんなときに すーーっ と近づいてくるのが
「体にいい靴なら、かっこわるいけどドイツの靴!」
っていう風潮なんですよ。たとえばこんなの。
↑35,000円。
↑38,500円。
みなさんもどこかで耳にしたことがありませんか?
「ドイツには足専門のマイスターがいて、日本はおくれてる」
みたいなうたい文句。
からの、「ドイツ製の」高い靴やらインソールを売る。
はっきり言いましょう。
くそったれ。
もう一度いいましょう。ドイツの靴は
くそったれ です。
靴修理の立場からしても、
シューフィッターの立場からしても、です。
冷静に話しましょう。
ドイツ靴のメーカーってのはそろいもそろって、この
2020年っていう時代に靴底を「ポリウレタン」でつくってます。
いわゆる「ウレタン」は安くて数年は丈夫なんですが、
湿気に極端によわく、履こうが履くまいがこんなふうに
数年で加水分解して、
メーカー修理もろくにやってません。
高い靴なのに、ものすごく限られたリペアしかできないんです。
ソールの材料なんて今の時代、無限にあるんですよ。
というか、「材料戦争」の時代です。加水分解なんて笑っちゃいます。
2020年現在、「ポリウレタン=粗悪」と断定していいです。
ただこの話、決してドイツ人が悪いわけじゃないです。
誤解なきよう。
「イメージでドイツ靴をダシにした、日本のビジネスモデルがクソ」
といったほうが伝わるでしょうか。
ドイツ人と日本人の足の特徴はどうしようもなく真逆です。
DNAレベルで、カカトの骨の大きさがちがいます。
足、および脚の脂肪のつき方がちがいます。
骨盤がちがいます。糖尿値がちがいます。
糖尿値がちがうと足の痛み方がちがいます。
致命的なのは体重差です。アンダー100㎏では、コルクは硬すぎます。
このへん説明すると2時間かかるので省略しますが、
それだけ日本人とドイツ人の足の差は最悪の相性なんです。
ビルケンのサンダルならまだかわいいもんですが、
3万こえてきたら、絶対買っちゃダメです。
ドイツ人の足にはよくても、日本人の足には99%あいません。
私も4万くらいしたビルケンの革靴をオールソールしながら20年ほど
はいてますが、
思い入れもものすごくあるのですが、
・・・そろそろ捨てようかなと思ってます。
たぶん、本場のドイツ人なんてビルケンなんかダサすぎて
履かないでしょう。
健康志向ならまっさきにスニーカー履いてますって。
まして、「finn comfort」やら
「joya」(←スイスブランドですが、コンセプトはドイツ)
なんて名前も知らないはずです。
なんかこう・・・国名をダシにしたメーカーってシンプルに
腹立つんですよね。
いまだに白人至上主義っていうか。
ドイツの靴ならアディダスとプーマで充分!
ビルケンがサンダルも靴も売れなくてあせっているのか
やたらこのインソールを推してますが、
靴の中であばれるのと、「なんの靴にもフィットしない」ことで
定評があります。私も試しましたが、噴飯ものでした。
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お金をドブに捨てるのはやめましょう。
じゃあスニーカー以外なにはいたらいいんだ(怒)
と思うかもしれませんので、明日お話しします。
あー、つかれたー。
・・・ビール飲もう・・・・。
ではまた明日!