元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

6 ジミーチュウ

6綺麗なヒールといえば、まずはここでしょう。細部、設計、リペアのしやすさのどれをとっても一級品です。私は男なのでピンヒールのデザインの良し悪しは良く分からないのですが、ソールの張り付けもかかとのゴム交換もやりやすい=綺麗に仕上がります。

2017年に「マイケル・コース」に買収されてどんな方向に行っちゃうのか一抹の不安はありましたが、靴は今でもおかしな壊れ方が少ないブランドです。

ジミーチュウ氏は中国系マレーシア人で、父親は中国で靴職人をやっていました。ジミーさんは一念発起してロンドンに向かい、現在の成功を収めています(現在のデザイナーはお嬢さんだったと思います)。

なんで向かったのがミラノでもパリでもなくロンドンだったのか?の問いに「風水」と答えていました。うん。こわい。風水こわい。20年ほど前、靴学生だったころ一度ロンドンのお店兼アトリエにお邪魔したことがありましたが、なーんかいい雰囲気でした。(←語彙力!) 緊張間とリラックスの配合が4:6くらい?で、働いている方の表情がみな明かるかったのと、アトリエにも自然光がふんだんに使われていたのが印象に残っています。

ご本人様にはお会いできなかったのですが、デザインの際にも「流行よりはスピリチュアルを意識している」とインタビューで仰っています。唯我独尊のイメージはそこから来ているのかもしれませんね。

マイケル・コーズ傘下になってからはスニーカーや財布も出されてますが・・ルブタンに寄せていてちょっとスピチュアルは感じられません。でもまたいつかやってくれるでしょう!お嬢さんのデザインも素敵ですが、一度お父さんにもスニーカーのサンプル、つくってみてほしいですねー。

 

きょうはこの辺で!