ナイキはアシックスがなければ誕生しなかった・・というのは結構知られてきたと思うんですが、そんな話からここのメーカーのお話をします。
ナイキが定期的にリバイバルしている「コルテッツ」、あれアシックス(当時のオニツカタイガー)の「オニツカタイガーコルテッツ」(1968年)の丸パクリです。ググれば写真はすぐ出てくると思いますが、まあ大胆なパクリをしたもんです。
もともとナイキの前駆のブルーリボン社がオニツカの輸入販売で揉めて丸パクリに成功した経緯がありますが、よくも悪くもアメリカンな感じですよね。
68年の騒動から30余年・・アシックスが意趣返しともとれるモデルを発表します。
GT-2000 GEL NewYork です。ニューヨークマラソンにひっかけたネーミングです。これが売れに売れました。現在だともうシリーズ20数作目じゃないでしょうか?
秒を争うトップアスリートは別にして、安全に快適に、関節に負担をかけずに走るという意味では、ゲルニューヨークは世界で一番知名度が高く売れているモデルではないでしょうか。手元に正確な数字がないので断定はできませんが。しょっちゅうマイナーチェンジするので、あんまり性能の変わらない型落ちを半額で買う方をよく見かけます。ネットでも、スポーツ店でも「この値段でいいの?」と驚くことにも慣れました。定価18000円くらいが7~8000円で売られてます。
もと陸上部の私が個人的な感想を言うと、「完璧」です。いやもうアップデートの意味ないじゃん、というレベルでしょうか。カカトのホールド感、バランス感、通気性、耐久性・・体重50キロの女性が履いても、体重150キロのボブサップが履いても、体へのダメージは最小限でしょうね・・・。このモデルに匹敵するのはいずれお話するミズノのウェーブライダー(シリーズ)くらいです。
ターサーとか、スカイセンサーとか、もっといろいろ書きたいのですが、またいつか書かせて頂きます。アシックスはウォーキングシューズやパンプス、革靴も含めてめちゃめちゃ奥が深いんですよ・・。まさに「沼」です。
今日はこのへんで