元・靴設計士 兼 現・靴修理人 兼 シューフィッター 兼 靴マニアのコマツです。

東京某所で靴修理やってます。イギリスのノーサンプトンで靴のあれやこれやを学んで、20代の頃10年間ほど靴の設計の世界にいました。30代からリペアの世界へ。靴フェチではありませんが、革靴からスニーカーまで、高いのから安いのまで、めったやたらと書いていきます。

2 セルジオ・ロッシ

冒頭から申し訳ありません。②と③が逆になりました。この原稿がアップ出来てなかったようなので、失礼いたしました。

惜しくも先日2020年4月4日、84歳で旅立たれました。現地のメディアによると、コロナだったそうです。

本題です。

修理屋目線で語りますが、マノロラニク・ジミーチュウ・クリスチャンルブタンと並んで良く持ち込まれるブランドです。めちゃくちゃ綺麗ですよね。私は男なので履き心地はわかりませんが、お客様のほとんどはかなり丁寧に履かれています。

圧倒的絶対的に新品の状態で滑り止めのハーフラバーの依頼が多いです。革底で滑りますので。

そして、地味にセルジオロッシは作業しづらいのが本音です。

靴底が丸みを帯びてるんです。

つま先の方はまだフラットですが、土踏まずのあたりはもう・・丸いです。見た目のエレガントさと、「マシーンではなく手で作業しないと出せないオーラ」がすごい。

そこにフラットなゴムを「靴底を削って」付けなければいけないので、修理の腕がくっきり試されます。

私は幸いまだやらかしてませんが、本体を傷つけた、側面からのゴム感が想像と違った(安っぽくなった)、イメージが変わった・・等々で弁償に追いやられた職人を何人も見ています(汗)。

良くも悪くもお客様とのコミュニケーションと信頼がなければ手を付けられません。

うまくいったときの安堵感は20年たっても変わりません。ピンヒールのゴム交換も未だに緊張します(笑)。

セルジオロッシをお持ちの方、どうか信頼関係のおける職人を見つけてください。見つけ方は・・・また今度書きます!